MASTER PIECE

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ディボース・ショウ

2014年02月17日 22時59分00秒 | 映画



コーエン兄弟10作品目。

コーエン兄弟の作品は色々観てきましたが、初期の【ファーゴ】や【バートン・フィンク】に見られる
不条理とか人間の残酷性などは無くなり、より洗練されたスマートなアメリカンなブラック・コメディでした。

アメリカの国民性なのか・・・離婚【ディボース】までもショウとして捉える感覚って
日本人には無い感情なのでしょう。元々婚前協約がはっきりしているのは個人を尊重する
自由の国アメリカらしいって言えば凄くアメリカらしい。(笑)

そんでもって自己主張+裁判が大好きな国民性らしく弁護士っていう職業は
黒を白に変える力を持っているらしい・・・それが真実かどうかは別問題として

一つだけ凄く惜しいと思えるのは、この作品がコメディであるとしても
映画のシナリオとしては深いところで愛情とか、共感できるテーマがよく見えないところですね。

この映画の舞台がロサンゼルスであるって事で、結婚も離婚もコンビニエンスで
スイーツを買うくらいに気楽に出来るって事みたいです・・・