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イギリスの児童文学の映画化作品(1979年)
観てみましたがイギリス作品らしくすごく比喩的で考えさせられる作品でした。
なおかつとっても宗教色が強くて人間の擬人化でブラックな内容・・・
野うさぎの兄弟ヘイルズとファイバー。
弟のファイバーは危険を察知する能力があり、仲間を連れて新しい土地へと移動するのだが・・・
あのですねぇ~、最初観るまではこんな内容だとは想像もしませんでした(笑)
ファイバーの予知は当たって今までの土地は人間の森林開発で失ってしまうし
新しい土地では他のうさぎグループにより迫害にあう・・・
うさぎグループのリーダーとなっていたヘイルズは、ここも逃げ出そうという仲間の意見を制して
「逃げることよりも俺は戦う・・・」みたいな内容の言葉でみんなを落ち着かせる・・・
私が思ったのは、なんかイスラエルの建国、ユダヤ人の歴史みたいに思ったが
(ラストは年老いたへイルズがうさぎの神様の言葉で安らかに死んでいく描写もある)
レビューを見るとそんなことは無いようです・・・
敵対するうさぎグループとの争いは軍事国家の比喩ですね
将軍も兵隊もいるし、脱走したうさぎへの刑罰もあり統率力が半端ないです・・・(笑)
これが児童文学ってのがとってもイギリス作品らしいですね。
これを可哀想って思うのか?戦争って醜いと思うのか?
どっちにしてもかなりのトラウマになると思う。