久しぶりに映画を観ました。
公開が1963年ですので、もう50年前の作品ですね。
これは多分、小学校低学年の頃に人生で初めて観た映画だと思います。
改めて観てみると、やっぱりスティーブ・マックイーンのかっこ良さが目立ちますが
他のキャラも凄く生き生きと描いてあり、マックイーンは主要キャストの一人でしかない・・・
まったくもって熱い男の世界の群像劇です。
色々誤解していた部分もあって、捕虜収容所は連合軍の空軍を収容していたのですね。
強制的なナチスのアウシュビッツみたいな絶望感や悲壮感はとくに無い。
収容所を監督していたのも、ドイツ軍でも誇り高い同じ空軍であって、敵対国でもどこか仲間意識みたいのがある。
敵同士でも、どこかお互いに尊重しあっている不思議な関係・・・ この空気感が絶妙です(笑)
これって史実を映画化しているので76人脱走して、12人戻され、50人処刑、3人帰国。
はっきり言ってこの計画は失敗に終わりました・・・だけど脱走した達成感や安堵感はこの作品ではよく描かれていない。
ようは困難に立ち向かった男たちの不屈の闘志や諦めない姿勢が描かれているので、とても面白いです。
作品のメッセージはマックイーンの最後のシーンで描かれていますね、何度でも挑戦を諦めない男たち・・・
いやぁ~熱い作品でした。