映画ファンの私ですが、観たくても中々DVDとか無くて観れない作品も多いです。
この作品もその中の一つですが、やっと観れました・・・
今頃、アンドレイ・タルコフスキー作品を観ている私っていったい・・・
SF映画作品として超有名ですが・・・うーん、どっちかと言うと哲学作品ですね。
とても観念的で難しいです、宇宙を題材にしていますが、アウタースペース(外宇宙)でインナースペース(内宇宙)を語る。
それほど壮大な内容ですが、はたしてそれが映画的に面白いのか? うん、やっぱりそう感じてしまう。
惑星ソラリスの海は知的生命体であり、人間の無意識に入り込み、その人の無意識を具体化する。
テーマとしては深いけど、そこはタルコフスキー作品なのでやっぱり深読み出来ないと「はぁ?」的な印象です。
前に観た【ストーカー】は難しいながらも入り込める部分が多くて驚愕の作品でしたが
これはちょっとマニアック過ぎました(笑)
映像は絵画的で美しいし、音楽も荘厳で心が洗われる・・・もちろんCGなど無い時代にこれほどの撮影技術は凄いですが
すべてに観念的だと観ていて退屈に感じる。
趣味趣向が私には合わなかった・・・そんな感想です。