この小説は20代半ばに読んだ。
有名な小説って事は知っていました、何故ならどこの本屋に行っても常に置いてあるスタンダードな小説だから。
最初読んだ時は衝撃的なストーリーと、鮮烈なイメージの表現に一気に読んだ記憶がある。
この小説から村上龍の小説を色々読破したがこれを超える作品は今だ無い・・・
キクとハシの成長記。
私は前半の少年期の炭鉱廃墟のシーンが好きです。
この炭鉱廃墟のイメージは、私が炭鉱で栄えた地方の出身なので特別印象深いシーンです。
全体に漂う破壊と再生のイメージ、好き嫌いが分かれるが村上龍の作品っていったらコレです。
映画化の話もあるようですが、敢えて観たくない・・・多分小説のイメージを超えられないと思うから・・・