読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

眠り猫―奥絵師・狩野探信なぞ解き絵筆

2008-12-04 | 時代小説
眠り猫―奥絵師・狩野探信なぞ解き絵筆 (幻冬舎文庫)
翔田 寛
幻冬舎

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『探信は、徳川家に仕える奥絵師・狩野家の跡取り息子。しかし、手本と寸分違わぬ絵を描くことに疑問をもち、修業そっちのけで女の尻を追いかけてばかり。ある日、彼の元に一枚の幽霊画が持ち込まれる。初恋の人、美津の父親が亡くなる前に描いたものだという。惚れた女のために、絵に隠された真実を探る新米奥絵師の活躍を綴る新シリーズ第一弾。 』

消えた山高帽子」の翔田寛である。
著者は美術史を専門としているそうで、なるほど奥絵師なる職業や狩野派のありようなど薀蓄はとても面白かったのではあるが~・・・乱歩賞受賞者と言うふれこみにはちと・・・ま、乱歩賞ってこんなものかとも思うが・・・。
狩野派の絵をあまり好きではないこともあり、よく目にしている割には一族の歴史や修業方法などに関心がなく、全く知識がなかったことに改めて気付いた。
模写することで描かれた時点での気持ちが憑依するという、狩野派ならではの技(?)で謎解きをするというのは新味だけれど、一般受けするだろうか。

第1弾となっているということは、続くのかな。




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