読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

吉原十二月

2013-06-15 | 時代小説
吉原十二月 (幻冬舎時代小説文庫)
松井 今朝子
幻冬舎
『大籬・舞鶴屋に売られてきた、容貌も気性もまったく違う、ふたりの少女。幼い頃から互いを意識し、妓楼を二分するほど激しく競り合いながら成長していく。多くの者が病に斃れ、あるいは自害、心中する廓。生きて出ることさえ難しいと言われる苦界で大輪の花を咲かせ、幸せを掴むのはどちらか。四季風俗を織り込んだ、絢爛たる吉原絵巻! 』


この人の描く吉原ってなんか違う気がする。表面だけをなぞっている感じでつまらない。
終章、これが吉原における成功の2例だとでも?
つまらない女同士の嫉妬を煽って自分の儲けに繋げている舞鶴屋には到底共感できないのに?
太夫を張った2人の幸せがこんなちっぽけなものだったとはがっかり。
フィクションなのだからもう少しスケール大きく楽しませてほしかった。




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