読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

ここに死体を捨てないでください!

2009-09-23 |  東川篤哉
ここに死体を捨てないでください!
東川 篤哉
光文社

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『「死んじゃった…あたしが殺したの」有坂香織は、妹の部屋で見知らぬ女性の死体に遭遇する。動揺のあまり逃亡してしまった妹から連絡があったのだ。彼女のかわりに、事件を隠蔽しようとする香織だが、死体があってはどうにもならない。どこかに捨てなきゃ。誰にも知られないようにこっそりと。そのためには協力してくれる人と、死体を隠す入れ物がいる。考えあぐねて、窓から外を眺めた香織は、うってつけの人物をみつけたのであった…。会ったばかりの男女が、奇妙なドライブに出かけた。…クルマに死体を積み込んで。烏賊川市周辺で、ふたたび起こる珍奇な事件!探偵は事件を解決できるのか?それとも、邪魔をするのか?驚天動地のカタルシス。』


いつも思うのだけれど、人を殺したとしてその死体の始末にはほんとに困るだろう。
"山中に埋められた白骨化した死体"なんてニュースを聞くとほんとにご苦労さんって思ってしまう。
山中なんて草木の根っこが張っていてそりゃあ掘りにくいに違いない。
足場も悪いし。

で、ま、本書。死体の捨て場所に困ってしまったカップルの話。
烏賊川市シリーズの第5作。
前作から4年。待ってましたって言いたいところだけど、間に「館島」が入って、読もうか読むまいか非常に迷った。

本書、これはこれなりの面白さなのだとは思うのだけれど、なんかあるだろう、もっとなんかないのか?、これで終わり?・・・という塩梅。
さくらさんを出さなかったのは描写がうざくなるからかな。

やっぱり東川さん、「交換殺人には向かない夜」が最高傑作なのだと思う。
烏賊川市シリーズの第4作であるからにして、1~4は読んでみてください。
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