原種

麻生太郎首相と小沢一郎代表の初の“太郎VS一郎の直接対決”となった代表質問。
代表質問というより、まるで中傷合戦。しかも、良識が疑われるような罵声と
ヤジの飛び交う中で・・・・。
でも、小沢代表の“夢物語”を全部実現したら企業や国は間違いなく潰れてしまうと思いますけどね。

庭に咲いていた彼岸花も盛りを過ぎて、だらしなく萎れかかっている中でちょっと
変わった色の彼岸花が咲きました。
私の地方では彼岸花を火事花とも言って、屋敷に植えるのを嫌う傾向があります。
そう言う意味からなのか、観賞用に改良された彼岸花も出回っているようですね。
この彼岸花もそう言った類の物なんでしょう。
でも、私的には彼岸花に限らずどの花も出来るだけシンプルで原種に近い種類の方
が好きですね。
私も元来シンプルな気質だと思ってるのですが、40年近くの仕事社会の中で何時の
まにか世の中を上手に泳ぐ為のノウハウが自然と身に付いてしまい、ある意味では
随分と品種改良されてしまった感があります。

退職して２年半。東の空が明るくなったから起き、腹が減ったら飯を食う。
好きな事ばかりの毎日と24時間の殆どを自分の思うがままに過ごせる生活はそれこ
そシンプル極まりない。
そんな生活をしているせいなのか、ふと気が付けば世間体なんて言う妙な拘束から
解き放されて、少しずつ原種の自分に戻っているようです。

”為せば成る”

今日から10月、台風15号の影響なのかハッキリしない日が続いていますね。
ただ吠えるだけで芸の一つも出来なかったワンちゃんでしたが、毎日の特訓の
成果が少しずつ出てきて投げた物を拾ってくる事を覚えました。
と、言ってもまだ未完成の段階で、時々拾ってきた物を喰わえたまま全く別の
方向に行ってしまったり、私の側を一目散に通り過ぎてしまう事もあります。
それでも繰り返しやっているうちに持ってくる確率も少しずつ高くなってきました。
”為せば成る”と言う言葉もある様に、どんな事でも繰り返し繰り返し何度も何度も
反復して教えさえすれば何時かは出来るようになるものですね。
子供の躾についても基本的にはこれと全く同じ事なんだと思います。
「最近の子供は行儀が悪い、言葉遣いがなってない・・・」なんて良く言われますが、
子供は一度や二度言った位でそう簡単に覚えるはずはありません。
つまりの所、行儀が良いか悪いかなんて、子供の責任はほんの数％で大半は親（大人）の
側にあるのだと思いますよ。
諦めずに何度でも繰り返して教えてあげると言う単純な事が躾をしていく上で最も
近道のような気がします。
姿形こそ似ていますが、子供は大人のミニチュアじゃなくて全く別な生き物と考
えた方が良いような気もしますね。

毎日のように言っている「勉強しなさい！」に比べて躾に関わる言葉掛けの割
合は果たしてどうなんでしょうかね・・・・。