ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

命をつなぐ健康保険証

2012-10-16 22:17:12 | 釣り
私は、釣りに行く時も常に健康保険証を持参している。釣り会で急患が出た時に救急車に何度か同乗して保険証の重要さを体験しているからだ。高齢になると、どのようなことが我が身に降りかかるかは予想も出来ないので、万が一の時を考えて釣り会の幹事や、同行者に迷惑がかかるのを少なくしようとしてのことである。

小樽の病院を9月末で辞して、10月1日より、新しい勤務先に移った。健康保険証は、前の保険者から新しい保険者に移動する際には、速やかに、脱退届を出さなければならない。脱退届けに、私とカミさんの旧健康保険被保険者証と健康保険高齢受給者証を同封しなければならない。また、新しい勤務先から受け取った新被保険者証と高齢者受給者証の写しも同封する必要がある。

旧保険証は、医師保険なので所属していた小樽医師会に郵送する。この旧保険証には、随分とお世話になった。釣魚連盟の全道大会の翌日に検査入院してがんが見つかった。直ぐに画像のCDが大学病院外科に送られて、入院し手術を受けた。一旦退院して、内科の化学療法部に再発予防の為に抗がん剤を点滴して持続注入する為に再入院した。

クリスマスイブにポートが造設され、大晦日を病院で過ごした。若い頃は何度か大晦日を病院の当直医として勤務したことがあったが、患者として病院で年を越すのは、初めてのことであった。この間、およそ3ケ月をおくることが出来たのは健康保険証が有ったお蔭である。非常に有難かった。旧保険証は勤務先の病院で診療を受けることができないが、新保険証は勤務先での診療は制限されない。それが、今日届いた。75歳の誕生日まで利用できる私にとっては命をつなぐ保険証である。