ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

手術の前に言っておくべきことなど

2012-10-08 09:55:29 | 釣り
友人の見舞いに行って、ややしばらくおしゃべりをし、食欲もあって元気なので、つい遺言に話が及んだ。奥さんを亡くしたばかりで一人暮しなのだが、娘さんが退院後には本州から帰ってきて一緒に住んでくれるようになったと嬉しそうに話してくれた。これから子供達に行く末のことなどを話すというのだった。高校1年の時からの悪友同志で60年ほどの付き合いです。このようなことを言い合えるのは特別なんだと思います。決して真似はしないで下さい。

心不全で生死を彷徨ってペースメーカーを入れた友は、「私は、子供もいないので、きょうだいの子供たちに遺すものをまとめて、入院する前に、公正証書遺言を造ったよ」とマスク越しに大声でいう。患者は体力が落ちて、免疫能も落ちています。面会者がマスクをして会うのは、基本的なエチケットです。生花を見舞いに持っていくのは禁止ですよ。ついでに、病室には、個人情報保護法で、入院患者の名前が出ていません。しっかりと、何号室に入院しているのかを、家人から聞くなどしてから伺いましょう。

私は、「手術をする前日に、カミさんにも子供にも遺言らしい話はしなかった」、生還するのを信じていたし、あとのことは話さなくともいいだろうと子供達を信じていたが、やはり言っておくべきだった。遺言なんかの話をするのは縁起でもないと、験を担いだのだと話した。そのせいで、カミさんから「あんたは、ひどいひと。何処の誰でも、手術の前日には、俺に何かあったら母さんのことを頼んだよとか、遺言らしい話をするもんだよ」と叱言を言われた。

釣りの仲間が手術をする前日に子供達を一堂に集めて「母さんを宜しく頼むよ」と子供達にお願いした、という話を私がしたのを感心して聞いていたが、案に反して、私が何のアクションも起こさなかったことを怒っていたのだった。臨終に近くなった実の弟が嫁さんのことを頼むよ、と姉のカミさんや私にお願いしたのも効いていた。
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