郷に入れば郷に従え

今日は、新しい勤務先の外勤でした。仕事を覚える為に、先ずどのようなことをしているのか、どんな手順で健診を進めているのか体験する為に札幌市内の某所に出かけました。男女別に診察時間が設定されていて、時間帯で予約制になっていました。かたまって健診に現れる場合には、空いているコーナーを受診する「待たせない健診」に努めていました。忙しい営業などの業務の間に集まって来る訳ですので、受診する方は短時間に済むのがいいのです。

病院の健診では、胸部エックス線写真をデジタル情報で診察室まで送って貰い、記録された心電図用紙を持って来られた方の診察をしていました。呼吸循環器系についてはおおよその診断ができていました。あとは、採血の検査結果が出るのを待って総合的に診断していました。

健診車で出張健診する場合には、胸部エックス線写真撮影、心電図記録、血液生化学的検査の採血、視力、聴力、血圧測定、検尿、身長体重ならびに腹囲の測定ならびに聴診などの部門を回らなけりゃなりませんので、空いているところを選んで頂いていました。これらの結果が出揃って健診センターで総合診断することになります。

病院の健診では、胸部エックス線写真も撮影後すぐに出来ますので、心電図と一緒に照合して診察できて呼吸循環器の診察にはいいのですが、健診車の場合、病院のようにはいきません。しかも、時間の制限があり「待たせない健診」が合理的かもしれません。郷に入れば郷に従えが新天地での生活の知恵かもしれません。いろんな釣りバスに乗って武者修行する場合でも同じことです。