俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

初紅葉

2016-10-21 | 俳句・秋・植物




城跡の楠の初紅葉かな



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秋にまず色づいたばかりの紅葉をいう。


 




まず楓が少しずつ色づく。







緑の葉と紅葉の対比が美しい。







鳴海城跡公園には誰もいなかったが、楠の初紅葉が見ら

れた。






声のしてサイクルロード初紅葉



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秋の昼

2016-10-20 | 俳句・秋・時候




秋の昼祠の前の眠り猫



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秋が深まるにつれ、晴れた秋の昼は澄んで爽やかさが感じ

られるようになる。







誓願寺の斜め向かいに天神社(あまつかみしゃ)がある。

ここは、鳴海城跡であるが、境内には三基の芭蕉句碑と奥

には小さな祠がある。

その祠の前に猫が眠っていた。

秋の昼ののどかさに気落ちよさそうであった。







〈杜若われに発句のおもひあり 芭蕉〉







〈京まではまだ半空や雪の雲 芭蕉〉







〈よき家や雀よろこぶ背戸の栗 芭蕉〉






ビル映す街の川なり秋の昼



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色変えぬ松

2016-10-19 | 俳句・秋・植物




色変へぬ松を仰ぎて芭蕉堂



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晩秋、落葉樹が紅葉するのに対し、松の緑が色を変えぬま

までいることを称えた言葉。







名古屋から名鉄線に乗り、東南に位置する鳴海で降りた。

そして、駅の近くの誓願寺を訪れた。

ここには芭蕉堂がある。







また、芭蕉堂に向かって左脇には「芭蕉翁」と刻まれた芭蕉

供養塔がある。

これは、芭蕉が没した翌月の忌日に建てられたもので、芭蕉

最古の供養塔という。







芭蕉堂の前に黒松が天に伸びていた。

仰ぐと、松は緑が美しかった。






色変へぬ松や通りの格子窓



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白式部

2016-10-18 | 俳句・秋・植物




池へ注ぐ水音のして白式部



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クマツヅラ科の落葉低木。

実の色が白い品種を「白式部」と呼ぶ。







十~十一月頃、白い実を固まって数多くつける。







水が滝となって落ち、流れて池へ注いでいた。

その水音が絶えず聞えるところに白式部が多くの実をつけ

ていた。






白式部草鞋の僧の足速く



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木瓜の実

2016-10-17 | 俳句・秋・植物



盆栽苑前の木瓜の実日当れり



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バラ科の落葉低木。

中国原産。







果実は楕円形で堅く芳香がある。

果実の切り口が瓜に似ているところからこの名がある。

果実酒などに利用される。







盆栽苑の前の植え込みに木瓜の実が熟して黄色くなってた。

そこへ午後の日が届いていた。






木瓜の実や頑固一徹とは昔



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