俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

バナナ

2013-05-26 | 俳句・夏・植物




吊されて市場のバナナ売られをり


バショウ科の大形多年草。

初夏の頃、多数の淡黄色の花をつける。

熟すと黄色になり、柔らかく甘味も増す。







シンガポールの市場では、バナナが一房ずつ吊るされて売られてい

た。

この方が腐りにくいのだろう。

また、この市場ではドリアンがむかれて売られていた。

少し食べさせてもらったが、結構甘味もあり、癖になる美味しさであ

った。






南国にゐて南国のバナナかな



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浜木綿の花

2013-05-25 | 俳句・夏・植物




浜木綿や新嘉坡(シンガポール)を散策し


ヒガンバナ科の常緑多年草。

関東以西の暖地の海岸に自生。

浜おもとともいう。







七~八月頃、葉腋から花径を伸ばし、先端に芳香のある十数個の

白い花を傘状に開く。







19世紀上旬、イギリスのトーマス・スタンフォード・ラッフルズ卿がシ

ンガポールの地に上陸し、ジャングルを開発した。







そのラッフルズ卿の白い像が川沿いに立っている。







また、近くにはラッフルズホテルがあり、その前に浜木綿の花が咲い

ていた。

日本のとは少し違うが、これも浜木綿であろう。

朝のシンガポールを散策して最初に見つけた花である。






マレー語を聞いてみたしや浜おもと



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ブーゲンビレア

2013-05-24 | 俳句・夏・植物




マーライオン背(せな)のブーゲンビレアかな


オシロイバナ科イカダカズラ属の蔓性木本または低木。

南米に十種ほど分布。

枝には刺がある。







枝先に三枚の苞につつまれた小花をつける。

苞の色は紅、桃、白など。

広く暖地や温室で栽培される。







シンガポールを訪れた。

ここは一年中気温が24度~33度位の夏で、朝晩は涼しくて過ごし

やすい。

マーライオンの後ろあたりにブーゲンビレアが美しく咲いていた。

マーライオンは勢いよく水を海に吐いていた。







向かい側の岸には、屋上が船の形をしてプールのあるマリーナベイ

サンズのホテルが大きくそびえていた。







ブーゲンビレア英語マレー語中国語



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2013-05-23 | 俳句・夏・天文




買物を済ませ出づれば虹の橋


雨上がりなどに、日光が水滴にあたって屈折反射し、太陽と反対

側の空中に現れる七色の円弧状の帯をいう。







外側に赤、内側に紫色の見える主虹のほかに、その外側に色の

順を逆にする副虹が見えることがある。

これを二重(ふたえ)虹という。







店で買物をして外に出ると、まだ小雨の残っている空に大きな二

重の虹が出ていた。

その美しさに思わず携帯で何枚か撮った。







すると、買物に来た若い女性も隣で一緒になって撮っていた。

それが可笑しかったのか、こちらを見てクスッと笑った。






夕虹や明日よきことのありさうな



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水木の花

2013-05-22 | 俳句・夏・植物




歩くためひたにあるくや水木咲き


ミズキ科の落葉高木。

山地に自生。

水分を多量に吸収し、生長は非常に早い。







五~六月頃。枝先に小さな白い四弁花を密につける。







一日に二十分以上歩かなければいけないと指導された。

どこかへ行くためではなく、歩くために歩くということもある。

白い水木の花を見ながら歩くのも、自然を感じてよいものである。






風吹けば水木の花の上下せり



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