俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

石楠花

2013-05-10 | 俳句・夏・植物




石楠花や呈茶一服いただかむ



ツツジ科の常緑低木。

亜高山帯と周辺の渓谷に見られる。

世界には三〇〇種ほどが知られ、日本には四種類が自生する。







庭木として増えている西洋石楠花は、中国雲南省からヒマラヤにか

けての野生種を基本に改良されたもの。

花色も大きさもさまざまである。







五月から六月頃、枝先に鐘形の躑躅に似た花を二~十個集まって

つける。







真っ赤に燃えるような石楠花が咲いていた。

近くに呈茶と書いた看板が出ていたので、この辺で一服しようと思った。







緋毛氈を敷いた床几に腰掛け、池を眺めながら抹茶をいただいた。

静かなこのひと時がこの上なく好きである。






石楠花や首を上げゐて岩の亀



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コメント
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