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夕暮の茅の輪をくぐる女かな
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旧暦六月晦日に行う大祓の神事を「夏越(なごし)の祓」と
いう。
新暦となってからは六月三十日、七月三十一日に行う神社
と様々。
旧暦十二月の晦日を年越というのに対し、六月の晦日を夏
越と呼ぶ。
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夏越の神事として、浅茅を輪形に作った茅の輪または菅貫
をくぐり、穢れを落とし祓い清める方法がある。
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乃木神社
乃木神社に茅の輪があるという情報があったので、参拝した。
夕暮時であったので、しんと静まり返った境内には茅の輪を
くぐろうとする女性がひとりいただけである。
茅の輪をくぐるのは初めてで、通った瞬間清められたような
気がした。
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幾人(いくたり)もくぐりし茅の輪暮れむとす
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