俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

八手の花

2023-12-12 | 俳句・冬・植物

 

 

木の陰にやうやく見られ花八つ手

 

 

 

 

 

 

ウコギ科の常緑低木。

関東以西の暖地の海岸近くの山林に自生するが、多くは庭木として植えられる。

 

 

 

 

 

 

七~九裂した「天狗の羽団扇」といわれる葉があることからその名がある。

 

 

 

 

 

 

初冬の頃、花茎が伸びて枝分かれし、その先に白色の小花を球状につける。

翌年の初夏に、黒い球形の実を結ぶ。

 

 

 

 

 

 

八手は本来十一月頃に咲くが、今年は猛暑だったせいか十二月になってようやく咲いた。

それは、木の陰にひっそりと咲いていた。

 

 

 

 

 

父逝きて十年(ととせ)余りや花八つ手

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬芽 | トップ | 銀杏落葉(2) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

俳句・冬・植物」カテゴリの最新記事