リニア新幹線の工事が、一時中止になったというニュースが入りました。
場所は、岐阜県瑞浪市ということです。
私は、2024年4月15日のフェイスブックに、
「リニア新幹線なんて要らない」を書きました。
https://blog.goo.ne.jp/bisumark/e/88ff3395ce96e7394d7308dbe55130fd
それ以前、2021年7月9日の「河童の歌声」ブログに、
「丹那トンネルと函南町の悲劇」を書きました。
1934年(昭和9年)に開通した東海道線・丹那トンネル。
それは箱根の山を迂回していた、御殿場線に替わり、
箱根山の真下を貫く大工事でしたが、悲願であった丹那トンネル開通により、
所要時間は大幅に短縮されたという画期的なトンネルでした。
というと、いい事尽くめなんですが、
それが為に、丹那トンネルの真上にあった、
水の豊かだった函南町の水は、一気に抜けてしまったという悲劇でもあったのです。
それと全く同じ事が、岐阜県瑞浪市でまた起きてしまったのです。
「そら見た事か」
「だから言わんこっちゃないだろう」と思うのは私だけではないでしょう。
それどころか、リニア新幹線のルートは、
中央アルプス、南アルプスといった、本州の背骨といった山脈の真下をぶち抜く、
自然破壊を巻き起こす大問題でもあるのです。
自然は一旦破壊されるともう元には戻れません。
自然破壊を起こした為に戻れなくなった問題は、もう誰にも戻せないのです。
その責任は、などという人間の理屈など、言っても意味はありません。
人々はその大変化を、ただただ茫然と受け入れるしか無いのです。
いくら後悔しても、二度と戻れないのです。
水が抜けるなんてだけの問題か、というと、
それ以上に地殻変動を誘う、トンデモない取り返しのつかない、
日本列島の根幹を狂わす事態に・・誰がその答えを知っているのでしょうか?
一旦壊してしまった自然は、二度と元通りにはなれないのですよ。
だいたい、最も基本的な事として、
「狭い日本列島を、それほど目の色変えて移動する」
そんな意味などないでしょう。
在来の新幹線で充分でしょう。
何が何でも速く移動したいのであれば、飛行機で行けばいいでしょう。
それに時代が変わればインターネットが日本中の、ド田舎であっても
意思疎通が簡単に出来て、なにも人間がそこに行く必要がなくなるかも知れません。
本人が(その場)に行かなくてもよくなっているかも知れません。
テレビ画面で「やあ元気、じゃチョッと商談しましょうか」
そうなってから、あんな物造る必要なかったじゃないかと、気がついても、
というか、もう既にそう思っている人はかなり居る筈です。
自然は本当に大切に、絶対に手をつけてはなりません。
人間の存在など、とるに足らないものであり、
人類以外の動物、植物にとって、人間ほど厄介な狂った動物はいません。
「人間は万物の霊長」とは、それは狂人のたわ言です。
自然の前に、人間はひれ伏すべきだと、私はそう思っています。
リニア新幹線など、要りません。
それは恐るべき、悪魔のささやきですよ。