水の門

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聞茶(33)…やっぱり冬は紅茶だね!ラティス3品

2009年02月23日 14時08分39秒 | 聞茶・聞豆
立春の翌日だったか、一年前までお世話になっていた裏千家のお茶の先生から、大きめの封筒が届いた。何だろうと思って開けてみると、ヴィジュアル茶道誌『なごみ』の12月号だった。一年の定期購読を先生を通してしていたため、去年の3月にお稽古を辞めた後も半年に一度は雑誌を引き取りにお邪魔していたのだった。11月末に12月号が刊行されるや否や先生のお宅に取りに伺い、これで一件落着と安心していたのだが、先生は12月号だけ渡しそびれたと勘違いされていたようだ。
北杜市に足を伸ばすことは最近はめっきり減ったのだが、雑誌を先生にお返しする用事ができたため、これを勿怪の幸いとリゾナーレ小淵沢の紅茶専門店【ラティス】に茶葉を買いに行った。冬はやっぱり体を温める作用のある紅茶がいいな…と思ったから。
以前、【ルピシア】の紅茶サンプルを試飲してすっかり惚れ込んだ≪ヌワラエリア≫は、あれば絶対買ってじっくり味を確かめようと決めていた。また、大学時代に吉祥寺で一人でカフェに入った時に飲んで気に入り、人にも薦めておきながら家では堪能したことのなかった≪ウヴァ≫もよくよく味わいたいなと。後は店頭で見て何かもう一品ほど、と腹積もり。
結局、≪ヌワラエリア:マハガストテ茶園≫、≪ウヴァ:コスランダ農園≫の他に、≪キャンディ:ナヤパーナ茶園≫を買い求めた。以前某所で買ってナスを煮たような味に閉口していた≪キャンディ≫の本当の味を知りたいと考えたからだ。
まずはリベンジの≪キャンディ≫。すっきりと透明感のある味で飲みやすい。以前の経験は一体何だったのか??と思うくらい。≪ヌワラエリア≫は若干苦味と酸味を感じた。これまで知らなかったが、≪ヌワラエリア≫はセイロンティーの王道らしい。言われてみれば確かにそんな味わい。母に飲ませると「ハーブティーみたいな香りね」と。そして、≪ウヴァ≫。これが一等気に入った。タンニンの強さが舌にじ~んと染みわたって美味しい。我が家はミルクを常備していないので専らストレートで飲むが、これはミルクが本当に合うだろうなと思った。
今回は、この≪ウヴァ≫の風味に合わせて、バランソの『Bossa & Balanco』を選んでみた。イタリアのボサだが、やはり本家ブラジルとは一風趣が違う。ホーンのアレンジがニコラ・コンテらしく小粋である。

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2 コメント

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思い出した (えんたつ)
2009-02-23 21:55:32
Rip Curl Recordingsは僕の知り合いのブラジル人アーティストが日本でCDを出したところだった。
彼とは言葉より、色々な人の物まね(歌手の)を
することで心が通じ合った。
イタリアのボッサは面白いよね。
そういえば彼はアギナルドだったから、
イタリア系だったな。
それにしてもジャケットは秀逸!
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Unknown (とど)
2009-02-24 16:05:14
★えんたつさん、

さすが交友範囲の広いえんたつさんですね!
私だったら気後れしちゃうな~。

このCDは、「CINNAMON & CLOVE」という曲があるので「ミルトンのカヴァーだ!」と勢い込んで買ったら、別の曲でした。(T_T) 「クローヴとシナモン」ですね、ミルトンは。騙されました。
でもまぁまぁだったから良しとしましょう。
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