今日はざあざあ降りです。来月十日締め切りの歌稿を準備しましたが、投函は明日になりそうです。
先月は15首の挽歌を提出して先生に添削してもらい、またそれらを友人に見せて批評してもらったので、趣旨が伝わる語句の組み立て方がだいぶ分かってきた気がします。とりあえずその時々の気持ちを詠みとめて置き、後で推敲するのが最近のやり方になってきています。
今回のテーマは「桜&花見」。去年の歌と今年詠んだものが織り交ざっています。
今まで『樹海』に投稿する歌は月ごとにテーマを決めて選んできましたが、それができるのは後どのくらいかなぁ…と心細く感じているこの頃です。
花見んと友呼ぶ文を綴る母分からぬ漢字吾に訊きつつ
出店を明日に控えてわに塚の桜は夜明けの雪に凍えり
四季の桜写せる葉書を分けんとも友は遠慮か冬を選びぬ
花見へと武川のつづら折りを行く吾らをレンズ雲が迎える
咲き盛る桜の下にて「イー、アール、サン」団体客のカメラに笑まう
昼食の席待ちのため林間をそぞろ歩けば鶯の鳴く
ひと時の盛りの後は散り敷いて蒲公英の黄を引き立つる桜
(5月10日締め切り分、『樹海』2009年7月号掲載予定)
先月は15首の挽歌を提出して先生に添削してもらい、またそれらを友人に見せて批評してもらったので、趣旨が伝わる語句の組み立て方がだいぶ分かってきた気がします。とりあえずその時々の気持ちを詠みとめて置き、後で推敲するのが最近のやり方になってきています。
今回のテーマは「桜&花見」。去年の歌と今年詠んだものが織り交ざっています。
今まで『樹海』に投稿する歌は月ごとにテーマを決めて選んできましたが、それができるのは後どのくらいかなぁ…と心細く感じているこの頃です。
花見んと友呼ぶ文を綴る母分からぬ漢字吾に訊きつつ
出店を明日に控えてわに塚の桜は夜明けの雪に凍えり
四季の桜写せる葉書を分けんとも友は遠慮か冬を選びぬ
花見へと武川のつづら折りを行く吾らをレンズ雲が迎える
咲き盛る桜の下にて「イー、アール、サン」団体客のカメラに笑まう
昼食の席待ちのため林間をそぞろ歩けば鶯の鳴く
ひと時の盛りの後は散り敷いて蒲公英の黄を引き立つる桜
(5月10日締め切り分、『樹海』2009年7月号掲載予定)