固い無花果は、お皿の中で追熟させます。
今夏は、裏庭の無花果が 豊作だったそうです。
先に鳥に食べられることも少なく
驚くほど多く収穫できたと、いつになく母が大喜びしていました。
「いっぱい食べて、残りはこれだけ」と
最期の1個が 小皿の上にありました。
「自分で採ったの?」と訊くと、1人でもぎり 籠に入れたそうです
「自宅に居ながら 無花果狩りとは 羨ましいね~!
後からきた鳥が がっかりしているかもよ、おかあちゃん」
「高い所の実は 残してやろうかね」
「1日中、なにもせずに、死ぬのを待っとるだけよ」などと、
ついさっきまで 投げやりな発言をしていたのに
小さな出来事で 活き活きしちゃって
1日にひとつ、小さなお愉しみがあると
死ぬのを待っとる日々も、気持ちよく過ごせそう。
次のお愉しみは、「おはぎ」を 2パック注文したこと。
届くのが楽しみだねえ~。