笑顔浴

優しい時間

栗赤飯

2013年10月16日 | Weblog

小田の大きな栗をおひさま市で購入し

ごろごろと栗の入った赤飯を炊いた。

 

栗をむく作業がめんどくさくて 何度もつくらないけど、

私と母にとって 嬉しいイベントが必要だし、

施設で暮らす伯母にも

季節の食物を味わって欲しいと思った。

 

最近、母は、会うたびに同じことを愚痴る。

伯母に電話をして「見舞いに来るな!」と

一喝されたそうで、その勢いに驚き

理由をあれこれ勝手に妄想している。

拒否されたと悲しみ、許してもらう方法を相談されるのだ。

 

「来てと言うまでは、行かん!」という母を乗せて

カーブスの帰りに、施設へ向かう。

「今日か明日、どちらかが死んだら、互いに後悔するんじゃないの?」

 

「勝手にお見舞いに行くと怒られるから車で待つ」という母を残して

果物と赤飯を持って、伯母を訪ねた。

ちょうど、3時のお茶で食堂に集まっていたが

部屋に戻って、甘いコーヒーと、苺ジャムのパンケーキを分けてもらった。

伯母は、赤飯よりも刀根柿を喜んだ。

 

「ところで、キミちゃんは?」

「勝手に見舞ったら叱られると言って、下で待っとるよ」

「えー??どこにおる」

台風が近づく雨風をよけながら 玄関先で姉妹の会話スタート。

「姉ちゃんは恐ろしいかった」と母はうっぷんを晴らし、

「我が身一人でここにおると、いろいろ気をつかうんよ、

イライラをどこに向けたらいいかわからん。

八つ当たりして悪かった、おこっとりゃせんよ」と

詫びるところが、さすがだと思う。

帰り道に「今日は、穏やかな顔だった」と感想を述べて

それ以来、愚痴は聞かない。

 

逢って、想いを伝え合うことが大切だと思う。

 

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 懐かしい | トップ | いただきノート »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事