笑顔浴

優しい時間

怒っている人は困っている人

2014年11月19日 | Weblog

相談員という職業は

怒っている人に出逢うことが多い

怒りをぶつけられて、へこむのは、

私に<怖れ>があるからだと思う。

 

怒られることをしでかしたかもという恐怖は

失礼なことをしなかったか?

逆鱗に触れる言葉を発しなかったか?

つい、原因は私にあると感じてしまう癖がある。

1日くらいは、クヨクヨと考えるが、残念なことに

たいていはわからないままだ。

 

怒るか、怒らないかの判断は、相手の価値観で決まる。

同じことを言い、同じように接しても

喜ばれたり嫌がられたりバラバラだから、

とりあえず、1日で原因探しを終了しなくてはならない。

注意すべきことは、己の怖れにとらわれすぎると

目の前の相談者に関心が向かなくなる。

それは、相談員失格と言わざるをえない。

 

イライラしている人は、その理由がよくわからないという。

表面的な出来事の損得ではなく

他人に対する好き嫌いでもなく

異なる価値観の葛藤に苦しんでいるようにみえる。

 

怒る人の周囲に、人は集まらない。

怒りをキャッチしてくれる相手がいなくなると

益々、怒りは増え、たまる。

怒りの一つ一つを、ごみ袋一つ一つに例えると

ゴミ屋敷状態だ

 

ゴミ収集車が家庭のゴミを持ち去ってくれるように

相談員も、淡々と相談者の怒りを回収できるといい。

危険で、臭い仕事を、誰かが頑張ってくれるから

私達は気持ちよく暮らせるのだ。

怒りの中に置き去りにされたら、病気になってしまいかねない。

 

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