笑顔浴

優しい時間

干柿6つ

2021年12月15日 | Weblog

 

去年までは、特大の渋柿を

スーパーを何件も探しまわって

うんこらどっこいしょと

母が待つキッチンに届けたら、

新聞紙を広げて、さあやるぞー!と

季節の手仕事にとりかかったもんだ。

 

伯母が元気だった頃は、余分に作って持参した。

「これは立派な渋柿じゃあ、甘い干し柿ができそうな。楽しみが増えたわい」

物干し竿に吊るしながら ニコニコして喜んでくれた。

 

伯母も母も 姿を消してしまい、

私一人分なら、別に無くてもいいかと思っていたけれど  

今年も 6個だけ 渋柿を干した。。

皮を剥いている間は、想いでの中で過ごせる。

心まで、独りぼっちになってはいけない。


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