笑顔浴

優しい時間

無農薬

2009年01月22日 | Weblog
定年退職したあと
山の畑で野菜作りを始めた先輩が
無農薬の大根を2本くださいました。
まだ土が付いている小ぶりの大根ですが、ずっしりとしています。

「無農薬だけど、有機栽培じゃないよ」

「化学肥料を使ってるからね」

「さつま芋のツルを100本植えたけど
 イノシシの親子に全部食われてしまったよ」

「あちらも生活がかかっとるからね」

「一度見つかると今年も来るんでしょう?」
「ほうよ」
「ひゃー、どうするんですか~
「また、別のところでもっとたくさん作るよ」

「猫は追えても、イノシシは怖くて追えんからね(笑)」

山の動物が残してくれた大根は
私の食卓の大根サラダになりました。
ごちそうさまでした!

草や害虫にたった一人で無農薬で取り組むご苦労は
いかばかりかと想像しますが、
「大変やけん面白いんよ」と
日焼けした笑顔は満足そうでした。

「退治して食ってやる」とも言わず
音で驚かせたり電流で追い払うより、
イノシシの来ない所に引っ越すという先輩の畑に、
動物に食べられても平気なくらい、
いっぱい作物が実りますように!
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