笑顔浴

優しい時間

そこは絶対避けるでしょコミュニケーション

2015年06月19日 | Weblog

授業でプリントワーク(解剖図を描く)時に

クラスの中で発言力を持つ男子二人が

さんざん、とんこつラーメンは臭い!うには臭い!

チーズは臭い!サーモンは吐く!あれは食べ物か?

長らく云々と 酷評した後で

「先生は何が好きですか?」と聞いてくれました。

 

すごく すごく 申し訳ない顔で、それでも素直に

「ラーメンならとんこつ、 お寿司ならウニとホタテとチーズサーモンです」と答えました。

「とんこつは、博多の屋台で食べました」

「時々消毒薬くさいウニもあってがっかりですが、新鮮なものは甘くて美味しいな~」

全然、空気の読めないおばちゃんで申し訳ないことでした。

ちょっと、ヤバい間ができて・・・

「スイマセンでした」と謝るので、

「どうか、謝らないで~ 二人の好みを知れたので嬉しいです」と

次から声をかけてくれないと寂しいなという心配もありましたが

彼らは美容師さんになる学生なので、お客さんの多様性に気付いてほしいと願いました。

私と違うことを前提にした上で

「あなたはあなたで良い、私も私でよい。」が 伝わるといいなあ

 

クラスメイトである多くの「普通の19歳」なら

 <そこは絶対避けるでしょ コミュニケーション> で

意見が違ってぶつからないよう配慮するツボらしいのです。

例えば、「あなたの好きな野菜は何ですか?」

「大根です」「レタスです」「「レタスです」「レタスです」「「レタスです」・・

大根以外、レタスだけって本当ですか?と信じられないほどで

<多様性を実感するワーク>が 成功しないのです。

人と違うことを言っても、悪い事が起きないことが重要です。

そこが安全な場だからこそ、自由な発言が許されるわけで

私の伝え方にもっと工夫が必要だと試行錯誤しているところです。

 

 

 

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