笑顔浴

優しい時間

水辺の鹿

2010年04月16日 | Weblog
水辺のシカ (イソップ寓話)

泉で水を飲んでいるシカが、水面に映る自分の姿を見て、
見事に枝分かれした立派で大きな角にうっとりした。
それに比べ細くて弱々しい脚が悲しかった。

そこへ突然ライオンが現れた。

シカは一目散に逃げ、すぐにライオンを引き離した。
しかし、樹木の生い茂る場所に来ると、
大きな角が枝にからまって走れなくなり、
とうとうライオンに捕まってしまった。

シカが殺される間際に独り言のように言った。

「ああ、情けない。
 裏切られると思っていたものに助けられ、
 いちばん頼りにしていたものに滅ぼされた」。

【教訓】 危難に際しては、期待してない友が救いとなり、
     信用していた友が裏切り者になることがよくある。
 
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私が感じた教訓

■信用(大なる期待)と裏切りはワンセットで存在する
 
 信用した友にも自由な意志があるのだから
 私にばかり都合よく動かなくて、当然だ。
  ところが、
 「信用する」と同時に、甘えと過大な期待が生じる。
 私は我儘になり思い通りにならないとに一方的に「裏切られた」と感じる。
 考えてみると「信用できない人物に裏切られた」と嘆くことは少ない。
 同じ状況になっても、初めから期待もないから想定内。
 
 自分の我儘に対する戒めとし、信用した友から見返りを求めず
 信用した友だからこそ、惜しみなく理解と支援を与える私でいたい。 
 

■得意分野で大失敗し、不得意分野で挽回する

 才能というものは、自己評価と他人の評価が一致しないことも多い。
 自分も他人も気がつかないものが静かに育っていたり
 不得意だと敬遠している分野に幼い芽が生えていたりする。

 得意分野で過信するなという戒めとし、不得意分野を畏れず冒険し
 他者の能力を潜在能力を含めて評価できる私でいたい。



 
 


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