笑顔浴

優しい時間

価値のない土下座

2018年04月20日 | Weblog

 

新学期が始まりました。

1年生が全員そろって2年生になり、嬉しいです。

 

来年春の国家試験に全員合格を目指して

せめて私の担当科目は60点以上とれるよう

無意識に力んでしまう私です。

 

昼休みになり、教壇横の流しで、

チョークで白い手を洗っていると

にぎやかな狭い教室の中で

突如、男子二人が鬼ごっこ?? 

かとおもったら、

追いかけてきたA君が

「ぶっ殺す!」(真顔で言わないで~)

「謝れ!」

勢いよく逃げるB君は、振り返って

「×●▼■!」

どこかで「土下座で謝れ!」という声がして

B君は、いきなりその場で土下座。

 

目の前で、床に額を付けて土下座する姿を目撃したのは

生まれて初めてで、フリーズした私です。

さらに、A君の「許す」の合図で、

B君はすくっと立ち上がり

「俺の土下座は、1円の価値もない」と笑いながら

そのまま、お弁当を買いに出て行きました。

 

ストレートに「謝れ」と要求できるA君に感心し、

土下座を、柔軟体操か儀式儀礼のように

躊躇なく見せるB君に唖然とし、

彼らにとって謝罪するとは

<言葉>という道具ではなく

土下座という<視覚刺激>なのかと困惑しました。

男子達が互いを「クズ」と呼び合うことで

親密度を高めているような、いないような

 

仲が良過ぎて、冗談で遊んでいるのか

悪意で、からかっているのか

否定的な単語の意味に戸惑い、言葉を失います。

 

美しい日本語を、選びなさい!

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