笑顔浴

優しい時間

私にフィットするもの

2010年10月21日 | Weblog


中学生の頃、家庭科の授業でパジャマを縫ったとき
体型を測定→型紙をとる→布の裁断→仮縫い→調整→仕上げました。
このごろは、既製品が大量生産され安く便利に手に入るので、
大変お世話になっています。
しかし、モデル体型でない私には お直しが欠かせません。

例えば・・・
命を救う医療現場でも、生きる支援の福祉現場でも、
人を育てる教育現場でも、暮らしの基礎の家庭でも
似たような現象を感じます。

新しい既製品が次々と世の中に現れますが
私達の体型が皆な異なるように
病態も、暮らし方も、将来への希望も、凄く困っていることも
興味関心の対象や 幸せの価値観も それぞれ違います。

提供する人々は 最大公約数的な既製品を 一人ひとりに
細やかな心遣いで調節し、気持ちよくフィットさせるのがお仕事。
お医者さんは患者の個体差に配慮しているし
ヘルパーさんは利用者の環境や癖を考えるし
先生は、生徒の個性を育もうとしているし
それぞれの家庭には、固有のルールが生まれます。

たぶん、 やりとりには課題が2つあって
■提供する側の課題・・・ どのくらい個人に関心を持てるか:脱ワンパターン            
■提供される側の課題・・・どのくらい工夫し行動して、自分のものにするか:脱依存

既製品を補正するときに 欠かせないのは身体を測定することですが
きちんとサイズをはかったことがない部分もあります。
私自身に関心をもつと、可能性が見えてきます。

今、流行しているデコレーションも楽しいです~
ボタンを好みで変えたり、ビーズ刺繍を加えて印象を華かにできます。
身近なアイデアで、プラスアルファを試してみると、私らしさで満足できます。

毎年、先生は苦心して1年間の研修会のテーマをきめ
適した講師を手配くださっています。
その場をだらだら過ごすより、私の苦手に焦点をあて、
改善に向き合えば、もっと実力が高まることでしょう。

だれでも、提供する立場に立つと同時に、提供される立場にも立つので
どちらに立っても、双方向で協力できれば、期待以上に良い結果を得られそうで
それは、どちらにとっても嬉しいことです。

             







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