笑顔浴

優しい時間

敬老の日

2013年09月16日 | Weblog

敬老の日でした。

実家に帰り、母のゴミだし用の手押し車に

ぴかっと光る蛍光塗料の帯を

両面テープで巻きつけました。

 

ファミリーサポートセンターで

ゴミ出しのサポーターを依頼したいのですが

自分でできるというので、しばらく様子を見てみます。

2車線の道路を横断するのが心配です。

 

夕食は、近所の仕出し屋さんのレストランで

鯛の兜煮セットを注文しました。

どのテーブルも、家族の中に高齢者がいて

考えることは似てるかも・・・

 

隣のテーブルは、実の親子のようで

嫁ぎ先の義父の介護に疲れている様子で

時々、嗚咽も聞こえました。

「家事はそんなに苦にならないけど

 お義父さんの言い方が、いちいち気に入らない。

 身体じゃなくて、気持ちが限界」

お母さんは、

「そうかね、気持ちのほうが まいっとんかね」

と、傾聴に徹しておられました。

結局、店内のテレビで洪水のニュースが流れている間中

その方は、泣いておられました。

 

京都の親戚が住んでる地域が腰まで浸水している映像に驚き

メールを送信し、母が「こんなに小骨が多いとは」といいながら

きれいに鯛のあらだきを食べた頃には、

「この葡萄のゼリーが美味しい」と明るい会話が聞こえてきました。

 

老人を敬う日は

私の老いについて畏敬の気持ちで

向き合うチャンスでもあります。

よくよく考えてみれば

卵→イモムシ→さなぎ→蝶

と同じくらい、私も変態しています。

母の顔をまじまじと眺めて、母も随分年老いたと感じます。

外見も内臓も、脳の中身も 時間と共に順調に変化しています。

決して、時間が逆に流れることはないのです。

 

私の残された人生の中で、今日は一番若い日。

若い時になんでも、やっておきましょう。

 

 

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