笑顔浴

優しい時間

いただきノート

2013年10月19日 | Weblog

 

2007年から始めた「いただきノート」

たぶん、朝のワイドショーで見たんだと思います。

日付とくださった方のお名前と、いただいた品物を書きます。

差し上げた品物は書かないので、

ちゃんと、感謝のお礼ができているか、時々不安になりつつ

このノートを眺めるだけで、嬉しくなります。

キャラメル一粒だって、私が大切にしていただいた証です。

 

「受けた恩は石に刻め、与えた情けは水に流せ」という教えに従おうと努力しています。

受けた恩には必ずお礼をするという 特定の人とのギブ&テイク 

与える情けというのは、いろんな人へのギブ&ギブなんでしょう。

赤い羽根募金 ユニセフへの送金 災害義援金・・

お金に限らず、道徳的な行為やボランティア。 

 

 

過日、早朝、県外のAさんから「求め」がありました。

「この夏、体調を壊してしまった。

めまいで出勤できないので清掃の仕事を辞めた。

同棲相手は駐車場で働いているが少額で

今月から私が無収入で、生活できない。病院にも行けない。

市営住宅の家賃も滞納して、家を失うかもしれない。

遺産でもめて実家と断絶状態だから、相談できる人が他にいない。

私の人生を小説にしたので出世払いで、お金を貸して欲しい」

明るく笑いながら語ったのは、泣きながら訴えるよりも

私が断りやすいような気遣いだったかもしれません。

 

話を聞きながらふりかえりました、

「貴女こそ私の真の親友」と評価されてるのに

私から電話をかけたことがなかったのは、なぜ?

年賀状の返事がこないので、8年前から出すのをやめてしまったし

彼女は、私の友人なの?

そんなことをぐるぐると考えながら、

「明日、送るね」と返事したとき、

「ありがとう」の声が震えた気がします。

 

買い置きしていたお米やパスタ、レトルト食品や即席食品

お菓子などを段ボールに詰めて、

社会福祉協議会で生活費を借りられる資料に現金を挟んで

手紙に「返済無用」「できそうな仕事を懸命に探すんよ」と書きました。

「小説は本になったら買って読む。小説家としても励め」と受取りを拒否しました。

私が彼女の立場に居たら、苦しくてたまらないと想像しました。

 

私には今月、仕事があります、断る理由はないと思いました。

でも、郵便局に着くまで、実は 迷ったのです。

六星占術「土星人」の10月の運気 中殺界「停止」に書かれてあった一文。

(金銭面でのトラブルに巻き込まれる恐れあり。

どんなに信用できる人や親しい人でも 保証人になったり、金銭の貸し借りはご法度)

もしや、このことかなあ~? 

貸し借りじゃなくて、義援金だから問題ないよね と判断しました。

さ、水に流すぞ!

 

昨夕「ありがとう」の大きな5文字だけが書かれたハガキが届きました。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする