笑顔浴

優しい時間

NO

2011年03月06日 | Weblog

「NO」を許さない提案は、命令。

 

「どうしたらいいかな?」と相談されたり、

「あら、もったいない!」と、たまたま発見したら、

「こうした方がいいよ」という気持ちが高まって提案します。

言葉では「~してみたらどう?」と言いながら、

気持ちの上では、「こうしなさいよ、これがいいよ」と命令してました。

 

不思議なことに、相手に「NO」を許さない提案をしていた頃は

私もまた、誰かの提案を断れませんでした。

クヨクヨ、嫌々、提案に従うと、再び良いことと悪いことの両方があって

結局のところ、自分でどこまで引き受けるかということでした。

 

最近は、相手の「NO」も含めた提案をします。

最も適する案を提案することは変わりませんが、それに強い執着はなく

本人に任せていいと思えるようになりました。

よく話を聞いて、その人らしさを考慮して考えますが、

それでも、最も適した方法は(私が考える私にとっての提案)

であることを自覚できるからです。

相手の「NO」が自然に感じられると、

私も「NO」を自然に伝えられるようになりました。

 

ところで、2年前に強く意識して「NO」を言わない1年を過ごしました。

老人ホーム(従業員)の産業カウンセリング。夜間のダイヤル相談。

四国癌センター「ふれあい」でボランティア 麦の家「若鮎」の世話人。

専門学校の非常勤講師。調剤事務講座の講師。。。

誘われるまま引き受けてゆくと、新しい世界はみるみる広がり、

思いがけない出逢いの数々の結果から、本日を迎えています。

 

「NO」と言える私が、あえて「NO」と言わないのと

「NO」と言えない私が、「NO」と言わない差は大きいと感じます。


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