笑顔浴

優しい時間

2010年04月10日 | Weblog
最近は日本人に寄生虫がいなくなったと報告されています。
昔から日本語に「虫」の文化があって、英語の「それ(it)」に
当たるらしいのですが、興味深いことです。

たとえば・・・
「虫のしらせ」
「虫の好かん人じゃ」
「このままじゃ腹の虫がおさまらない」
「旅行の虫が騒ぎはじめた」
「虫の居どころが悪い」

私のお腹の中にもいろんな虫が住んでおりまして、
いいことも悪いことも、しばしば支配されます。

怒り虫・頑固虫・泣き虫
不安虫・希望虫・道徳虫
拝金虫・理想虫・友愛虫
お節介虫・好奇心虫・ひきこもり虫

昨夜、拝聴したI先生の「ナラティブの(問題の外在化)」のお話
では「問題行動」と「人」を分離することで、「人」を責めない
大切さを学びました。
「人」を責めないと、問題解決するエネルギーを温存させることができます。

どうしてこうなったか、原因を探して
誰のせいでそうなったのか、悪者も探して、
あれだ!コイツのせいだ!と決めたところで、真実かどうかは不明です。

それよりも悪者は最初から「虫」だと決めておき、
問題行動を生じさせる虫を、体の中から一度外に取り出して
「おい、頑固虫。どうして悪さをするのだ」
「お前は何が気に入らないの?」と問答をはじめると、虫が返事をしてくれます。
虫の意見や提案も聞いて、今日から工夫改善できることはたくさんございます。

他人を責めず、自分を責めず、将来に向かって
新しい行動を起こせたらどんなに穏やかにくらせるでしょう。

私の課題は
「虫」だけを退治しようとしているのに、気がつくと
「虫に支配された人」まで一緒に退治していること。
今年は今までよりさらに(明確な分離)にもっと時間を費やして
中途半端にならないように試行錯誤してみます。



*食パンがなかったので、手作り食パンを焼いてみました。
 店頭のパンは、どうしてあんなにフワフワに焼けるのかしら?
 


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