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2010年04月04日 | Weblog
「無縁社会~『無縁死』3万2千人の衝撃~」(NHK追跡AtoZ)
今年1月31日放送をご覧になりましたか?

家族や地域や会社と“縁”を失い、人知れず亡くなる人生の終焉。
急増する「身元不明の自殺者」や「行き倒れ死」等の「無縁死」で
国の統計上、分類されない「新たな死」の実態を追跡したドキュメンタリー。
NHKの独自調査によると、その数は年間3万2000人。

昨夜、放送された「『無縁社会』の衝撃」は、
無縁社会と向き合う視聴者の生き様をルポするとともに、
社会と個人のつながりが薄れつつある日本社会で必要とされる
『絆』の新しい形とは何かを追跡した番組でした(紹介文を抜粋)

貧困層をターゲットにした貧困ビジネスと同様の
無縁者をターゲットにした無縁ビジネスの紹介。
①話し相手サービス(有料)・・・(10分で1000円。月に20~30万円使う人も)
②保証人サービス(有料) ・・・(家を借りる時や入院する時に必要 1件3万円)
③お寺の合同墓デザイン+建設・・(訪れる人が途絶えて荒れる墓の増加)
                (墓があっても、そこに入らない人の増加)
                (入る墓がない人の増加)

身元がわからない人と、家族・親戚が生存している場合でも交流のない人は
業者による葬式と、骨も遺品も業者に処分される後始末サービスが紹介されました。
どれも需要があるから供給されるわけで、時代を反映したビジネスですね。

死んだ後のことはさておき、
生きている間に「孤立・無縁」の人が多いことを知り唖然とします。
生活空間の人関関係を嫌ってひきこもり、
一人だけで暮らす高齢者や、
ネットの中の見知らぬ人のツイッター(つぶやき)を読んで
「不安なのは私だけじゃない」と安心する30代の男性が映りました。

どんな時代でも『絆』はいたってシンプルで
互いの信頼関係がベースになければ成立しないと思うから
よく会い笑顔を交換する機会を重ねる以外にない気がします。
「友人にはメンテナンスが必要」と(お独り様の老後)という本に書かれています。
大勢ではメンテナンスも大変だから5人位に厳選しますか。

季節の行事や冠婚葬祭は、
用事がないと連絡できない人向けに考案された絆を深めるための口実です。

映画やお食事のお誘いや、選挙で「●●さんをよろしく~」などのお願いでもいいし、
こまめに企画して、おしゃべりのチャンスに使えるといいですね。
ご迷惑かしらと遠慮して、声をかけないでいるうちに
家族も親戚も友人も疎遠になってゆくらしいですから。





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