バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

リードの調子

2010年08月15日 | リード
ときどき、「調子のよいリード」の感覚が分からなくなることがある。理由としては、あまり調子のよくないリードも毎日吹いていると、それが普通に思えてしまうことにあるようだ。このところ新しい削り方を試してばかりいたのでさらに分からなくなってしまっていた。

そこで、故田中先生の市販リードを引っ張りだして吹いてみることに。



いやー、鳴る。もう十年以上前のリードだが、鳴ること半端ない。この響き方を真似したいと思うが、サイズもシェイプの形も違う。とりあえず、厚さを測ってみた。ハートの部分からブレード真ん中あたりまでは自分のリードに比べるとずいぶん薄い。うーんこのあたりを削ってみるかと思い、吹奏感が重く響きが少ないリードを選び厚さを測りながら何本か削ってみた。クロウの感じはよくなった。プッペからも1本削ってみる。こちらもクロウの感じはよいが、今日は楽器につけて試してみることができないので、明日にでも試そう。

あとは、最近ピゾニーのプロファイルドから組み立てたプッペを数本削ってみることに。



組んだときは材質は柔らかめかと思ったが、削ってみるとけっこう硬めだ。それと厚めのプロファイルなのでガシガシ削らないとうんともすんとも言わない。これは手ごわい。時間をかけてクロウするところまで削ったので、あとは明日以降に楽器で吹きながら調整予定。
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削り方に迷う2

2010年08月12日 | リード
先日来、ボツリードの復活戦と銘打ってボツにしたリードの削り直しをしてきて、復活したかにみえたリードは、やはりほとんどがボツになった。



先月、リードの師匠に教わった削り方の練習を兼ねて削ったのだが、その削り方をするときは根元の方に厚みがきちんと残っていないとバランスがとれない。

従来の自分の削り方と師匠に教わった削り方のハイブリッドにも挑戦しているが、これもあまりうまくいっていない。どこでバランスをとればよいかまだ分かっていない。

そんなこんなでこのところ、色々な削り方を試していて、ふと不安になった。今までの削り方を忘れてしまったらどうしよう。一応レシピも記録してあるし、忘れてしまうことはないと思うが、一応確認のために削ってみることに。



うーん、こんな感じだっただろうか…。薄めのケーンで組み立てたリードだったため、ほとんど先端の処理だけで一応鳴るようになった。復習を兼ねて、昨日今日で6本削った。最後の一本は厚めのケーンだっため作業に1時間ほどかかってしまった。



これからのリードの削り方をどうするか色々と考えた結果、基本はこれまでの通りでいくことにしようと思う。先日リードの師匠に教わった削り方は私には難しすぎる。それと、リードに求めている音色の方向が違うように思う。自分が出したい、と思う音に少しでも近づけるリードを追求せねば。道程はまだまだ遠い。
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糸巻10.08.10

2010年08月10日 | 日記
先日、ピゾニーのプロファイルドケーンから組み立てたリードの糸巻きをする。



色はピンク。コットンの編糸でけっこう太い。糸が太いと、巻く回数が少なくなるので細い糸よりも早く作業が終わるのでよい。

このところ毎日楽器は吹いているのだが、オケの練習になかなか行けず、合わせる、ということができずに欲求不満になりかけている。やはり、他の人と一緒に演奏するのはとても楽しいことなんだ、とあらためて思う。オケの練習に次回参加できそうなのは、今月末の練習ぐらいからなので、待ち遠しい。

その前に、お楽しみイベントがある。今月21日に静岡AOIでアマチュアバスーン奏者の集いがあると知人から教えていただき、参加する予定でいる。ほとんどが初めてお会いする方々なので、緊張もするし大変に楽しみでもある。ふだん、他のオケの方と接する機会がほとんどないので、色々なお話が聞けるのも楽しみだ。その他に、9月に入ってからちょっとした木管アンサンブルをやる機会があるので、それも楽しみにしている。

それまでの二週間弱、個人練習とリード作りに励むことにしよう。
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削り方に迷う

2010年08月08日 | リード調整
ブレードの削り方に関してこれまでも試行錯誤してきて、とりあえずこの方向で進めようというスタイルが何となく見えてきていたのたが、ここにきて削り方についてまた少し迷っている。

Aタイプ…従来の削り方
Bタイプ…リードの師匠に教わった削り方
Cタイプ…AとBのハイブリッド
Dタイプ…その他

Aタイプは、リードを作り始めてから目指していた方向のもの。まだまだ安定していないが、無難に使える。軽く、明るめの音色(を目指している)。
Bタイプは、最近リードの師匠に教わった削り方。とにかく削るのが難しい。上手くできると、軽くも吹けるしパワフルにも吹ける(ppからffまで)。音色は太い感じの暖色系。
Cタイプは、基本的には従来のAタイプで削り、先端の処理をBタイプでおこなう。少し重めに仕上げたAタイプだとよい感じに仕上がる。軽めに調整してあるAタイプからだと、軽くなりすぎるかハリが弱くなりすぎる。音色は柔らかく暖色系。低音から高音まで音色のムラなく吹ける。強くハリのある音色が欲しいときには不満が残る。
Dタイプは、ガーフィールド氏の写真を見てブレードの陰影だけ真似て削ったリードで、サイズその他はA タイプと同じ。全体的に薄めに仕上がり、根元から先端にかけての薄い箇所は、まさに溝を掘るように、また曲線を意識して削るため時間がかかる。まだ数本試しただけだが、音色は大人しく暗めになる。ハリのある材料(ダンツィなど)で作ると、よい感じに仕上がるような気がする。

今迷っているのは、これまでのAタイプで突き詰めていくか、ハイブリッドのCタイプを研鑽していくか。

Bタイプは、とにかく削り方が難しいのと、これまでの削り方とまったく違うため、調整方法を一から研究しなければならないので、このリードを突き詰めていくのはあきらめようと思っている。Dタイプはもともとお試ししただけなので、参考程度にしておきたい。

うーん、迷う。考え方によってはCタイプのハイブリッドはこれまでのAタイプの延長線上にあるともいえる。これまで作りためたAタイプのリードはあまりいじらないようにして、しばらくは、新しいプッペからCタイプを作っていくのが良さそうだ。
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今日の作業10.08.04

2010年08月04日 | リード
今日は予定通り、ピゾニーのプロファイルドケーン10枚を組み立てた。



続いて、以前ボツにしたリードをまたまた引っ張りだして、削り直してみることに。



昨日削り直した6本のうち、5本は復活当選というか復活候補になったので、他にも復活候補があるかもしれない。今日は10本削り直してみたが、根元が削られすぎているものはやはりだめっぽい。たぶん以前調整したときになかなか振動しない、あるいは重くて根元部分を執拗に削ったためと思われる。

今試している削り方は、先端の方をかなり薄くするため、今回削り直してだめな場合はもう削り直しがきかず、永久追放になるだろう。
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