花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

旧正月

2016年02月08日 | 園芸科学科
いつもお世話になっている草花温室。
サンパチェンスやクリスマスローズ、
サクラソウやキキョウなどチームの草花もお世話になっています。
さて温室を覗いた帰り、振り返ってみると
ガラスの屋根越しにたくさんの緑が見えました。
これは草花のサイネリア。
名農はもちろん、この地域の小中学校の卒業式を演出する花たちです。
すでに注文も入っており、卒業式の時期に開花を合わせるよう
今年もしっかり栽培管理しているようです。
まさにプロフェッショナルの仕事。
外はまだまだ冬真っただ中ですが
温室の中はもう春が来ています。
今日は旧暦のお正月。
中国では春節として盛大にお祝いしています。
コメント

ラズベリードリーム!

2016年02月08日 | 研究
例年、この時期は雪が積もっているため
チームの温室には入れないのが普通です。
しかし今年は除雪のおかげもあり、温室前は雪があまりありません。
そこで久しぶりに中に入って見ると、やはり植物はみんな枯れています。
ところが、なんと緑の葉をつけた植物を発見しました!
それがこのキイチゴ。
昨年試験的に導入し、今年本格的に実験に用いる予定の低木果樹です。
キイチゴの種類は数百種にものぼるといわれています。
しかしブルーベリー以外はなかなか生食する機会はありません。
なぜならほとんどがジャムとして利用されているからです。
ところがどのキイチゴもブルーベリーのようにポリフェノールを含むので
できればもっと生で食べてもらいたい果物といわれています。
そこで昨年の春からチームはこのキイチゴの機能性をさらに高め
高機能性ベリーやジャムを作ってみたいと考えています。
キイチゴのフランス名はフランボワーズ。
ケーキなどでジャムとして利用するようになったので
最近この名はよく聞くようになりました。
でもジャムは英語なのでフランボワーズのジャムというのは
英仏混合になってしまい、おかしな感じがします。
ジャムをフランス語にするとコンフィチュール。
つまりフランボワーズのコンフィチュールというのが本当かもしれません。
ではキイチゴを英語で何というでしょう。
ご存知、ラズベリーです。
温室のキイチゴは、まだ深い眠りの中。
きっと春の夢でも見ているのでしょう。
コメント