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アニメ感想:黒塚-KUROZUKA- 第3話「明日香」

2008年10月27日 21時09分39秒 | 2008秋アニメ
時代は未来。文明破壊後の世界が舞台。そこに現れた九郎を描く。
手垢のついたありがちな世界という印象は拭えない。やたら人を殺しまくる集団なんかはもういい加減見飽きた。作画や演出は頑張っているが、斬新とまではいかず、この展開が続くようなら辛くなりそうだ。
原作の構成は知らないが、アニメというメディアでの表現に見合った構成が必要だろう。初期の設定が興味深いものだっただけに、どこかで見たような絵に落とす必要があったのだろうか。


NFL2008 week7 デプス

2008年10月26日 22時53分20秒 | アメリカンフットボール
怪我人が増える中で、各チームのデプス(選手層)が問われている。怪我人が多いから不調、少ないから好調という単純な図式はNFLには当てはまらない。サラリーキャップで控え選手に多額の報酬を支払えない状況でどのようにデプスを作っていくか。それもヘッドコーチを始めとするスタッフの手腕だろう。

◇SD 14-23 Buf

好調バッファローの試合を今季初めて見られると思っていたら、スタジアムに電気系統のトラブルがあり放送が差し替えになってしまった。
バッファローは脳震盪から復帰のQBトレント・エドワーズが25/30で261ヤード1TDと安定したパフォーマンス。RBマーショウン・リンチが19回70ヤード1TDでボールコントロールに貢献した。
先週の勝利で波に乗るかと思われたサンディエゴはパスディフェンスへの課題が浮き彫りになった。サックも奪えずエドワーズにこれだけパスを通されては打つ手なしだ。攻撃では、QBフィリップ・リヴァースが22/29で208ヤード2TD1INTに2ファンブルロストとボールセキュリティに課題を残した。ランもRBラダニアン・トムリンソンが14回41ヤードと精彩を欠き、リヴァースを助けることができなかった。

◎NO 7-30 Car

接戦を予想したが、蓋を開けてみればカロライナの完勝。QBジェイク・デロームは14/22で195ヤード2TDと安定したプレイを見せた。RBジョナサン・スチュワートが17回68ヤード、RBデアンジェロ・ウィリアムスが18回66ヤードとアベレージは良くないがボールコントロールには貢献した。WRスティーヴ・スミスは6回122ヤードと活躍した。
ニューオリンズは2つのターンオーバーが手痛かった。前半TEジェレミー・ショッキーのファンブルロストでモメンタムを失い、後半QBドリュー・ブリーズのインターセプトでキャッチアップを不可能とした。ブリーズは21/39で231ヤード1INTと物足りない数字が残った。RBレジー・ブッシュは9回55ヤードといいアベレージだが負傷で後半は欠場した。RBデュース・マカリスターは9回47ヤード。

◎Min 41-48 Chi

大乱戦を制したのはシカゴだが、今後に不安を残す勝利でもある。シカゴが奪ったTD6本のうち2本はスペシャルチームによるもの。攻撃はQBカイル・オートンが21/32で283ヤード2TDと活躍したが、ランはRBマット・フォルテが20回56ヤードと止められ、タイムオブポゼッションは24分53秒と10分以上ミネソタより短かった。ノーハドルオフェンスを多用したことがその要因だが、それによって確かにミネソタディフェンスを狂わせたが同時に自陣のディフェンスもペースを乱してしまった。本来ディフェンス力で勝負するチームだけに、41失点は後に響きかねないか心配だ。
4つのインターセプトに、パントとパントリターンでミスからTDを許したミネソタ。総ネットヤードはシカゴを100ヤード以上上回る439ヤードをあげながら届かなかった。QBガス・ファーロットは25/40で298ヤード2TD4INT。キャッチアップが必要な場面で無理して投げたものが多かったが、4INTは多すぎる。RBエイドリアン・ピーターソンは22回121ヤード2TD。スペシャルチームの差が勝敗に直接繋がってしまったのが悔やまれるだろう。

◎Pit 38-10 Cin

力の差は明らかで、ピッツバーグの完勝。RBウィリー・パーカーの代役RBメウェルデ・ムーアが20回120ヤード2TDの活躍を見せた。QBベン・ロスリスバーガーは17/28で216ヤード2TDとまずまずの内容。先制TDを奪った後、前半は優位を生かせずに接戦になってはいたが、最終クォーターに3TDで一気に突き放した。
試合開始からの5シリーズ連続でスリーアンドアウトと悲惨な状況だったシンシナティ。その後少しの反撃は見せることができたものの、勝機があったとは言いがたい内容だった。QBカーソン・パーマーの負傷を受け先発しているQBライアン・フィッツジェラルドは21/35で164ヤード1TDとスタッツはまずまずながらとてもNFLで戦えるだけの力があるように見えない。どこが悪いというより全体的に力不足の印象だ。最後はカーソンの弟のQBジョーダン・パーマーが登場したが……。ラッシングは、RBセドリック・ベンソンが先発し14回52ヤード。散々な内容だったRBクリス・ペリーに比べればましかもしれないが、経験不足のQBを助けるだけの力は感じない。まだまだ苦しいシーズンが続きそうだ。

◎Ten 34-10 KC

唯一無敗のテネシーがカンサスシティを一蹴した。RBクリス・ジョンソンが18回168ヤード1TD、RBリンデール・ホワイトが17回149ヤード3TDと大爆発。この二人に300ヤード以上稼がれては為す術は無い。QBケリー・コリンズは11/18で123ヤード。スタッツは決してよくないが、無理をしないプレイぶりは今何が必要か理解している証だ。状況に応じて求められるものも変化するフットボールにおいてそれが分かっていることが今のテネシーオフェンスには必要なのだ。
復帰したQBブロディ・クロイルがまたも負傷で今シーズン絶望。若いクロイルは決して才能がないと思わないが、負傷が多く経験を積めないでいる。怪我をしないことも一流の証と考えれば彼の今後は厳しいものになるかもしれない。バックアップQBデイモン・ヒュアードも試合をコントロールすることはできず、彼も負傷で最後はQBタイラー・シグペンが登場した。その彼のスクランブルがRBコルビー・スミスよりもラッシングを稼いだというのも辛いところだ。RBラリー・ジョンソンを素行の問題で起用しないという状況がまだ続くだけに浮上する道のりが見えてこない。TEトニー・ゴンザレスは6回97ヤードと気を吐いた。トレード話も成立せずここで頑張るしかないだけに、ベテランの奮起だけが目に付いた試合だった。

◇Bal 27-13 Mia

やはりマイアミの誇る”ワイルドキャット”もボルチモアには通用しなかった。5回試みてネットヤードが4ヤードに終わったという。RBロニー・ブラウンは13回27ヤード、RBリッキー・ウィリアムスは4回16ヤードに終わった。それでもQBチャド・ペニントンが24/35で295ヤード1TD1INTと健闘したが、その1INTがLBテレル・サグスのリターンTDとなりモメンタムを相手に渡すこととなってしまった。
ボルチモアはRBウィリス・マゲイヒーが19回105ヤード1TDと若いQBを助けた。QBジョー・フラッコは17/23で232ヤード1TDとまずまず。スタッツだけ見れば両チームに差がほとんどないだけに、守備の勝負強さの差がこの結果となったと考えられる。

◎SF 17-29 NYG

総ネットヤードは20ヤードの差しかないが、3つのターンオーバーが勝敗を決定付けた。サンフランシスコのQBのJ.T.オサリバンは16/28で256ヤード1TD2INT1ファンブルロストで、これ以外にセーフティとなるファンブルも喫した。怖さを知ってしまった感じで、開幕直後の思い切りの良さは影を潜めた。RBフランク・ゴアは11回11ヤードと酷い内容でQBを助けられなかった。この敗戦を受けてHCマイク・ノーランが解任され、後任にはマイク・シグレタリーが就くこととなった。
勝利したジャイアンツだが、決して手放しで褒められる内容ではない。特に攻撃陣はかなり不安を抱えている。QBイーライ・マニングは16/31で161ヤード1TDに終わり昨シーズン終盤の勢いは完全に消失した。RBブランドン・ジェイコブスは17回69ヤード。レシーヴィングリーダーがRBのデレック・ワードの50ヤードという点も攻撃が十分に機能していない表れだ。それでも守備の踏ん張りでなんとか勝利できるところは強みだ。それでも激戦の地区だけに攻撃の立て直しは急務だ。

◎Dal 14-34 StL

QBトニー・ロモを負傷で欠いたダラス。開始からのファーストシリーズをTDに結び付け不安は解消されたかに見えたが、その後攻撃は全く機能しなくなる。インターセプトとRBマリオン・バーバーのファンブルロストでモメンタムはセントルイスに傾いた。後半キャッチアップのために更に二つのインターセプトを喫し、勝負は決した。QBブラッド・ジョンソンは17/34で234ヤード1TD3INTの成績でダラスのオフェンスと噛み合ってない場面が目に付いた。RBマリオン・バーバーは18回100ヤード1TDと活躍したものの勝利に結び付くものではなかった。
ヘッドコーチの交代から勢いが出始めたセントルイスだが、この日はRBステーヴン・ジャクソンが大活躍した。25回で160ヤード3TDとフィールドを切り裂いた。QBマーク・バルジャーは13/18で163ヤード1TDと安定したプレイを見せた。ターンオーバーを許さなかった点も大きい。このままの調子を持続できるか興味が持たれるところだ。

◎Det 21-28 Hou

ヒューストンは開始からの3シリーズをすべてTDとして優位を築いた。終盤追い上げられたもののホームで内容の濃い勝利を飾った。タイムオブポゼッションが40分4秒と20分以上の差を付けたのも素晴らしい。RBスティーヴ・スレイトンは17回80ヤード1TD、RBアーマン・グリーンが14回62ヤード1TDとボールコントロールに貢献した。QBマット・シュワブは26/31で267ヤード2TDと高い成功率を誇った。WRアンドレ・ジョンソンは11回141ヤードと活躍した。
QBジョン・キトナを負傷で欠いたデトロイトはQBダン・オルラヴスキーが2試合目の先発。WRカルヴィン・ジョンソンが96ヤードのTDパスレシーヴを含む2回154ヤードの活躍で経験のないQBを助けた。オルラヴスキーは12/25で265ヤード1TD。ただジョンソンへのパスを除くと10回の成功で111ヤードなので物足りない数字ではあるが。RBケヴィン・スミスは10回61ヤード。競り合う展開ではなかったためスタッツは差し引いて見るべきだが、少しずつ攻撃は機能し始めているようにも見える。

◎Ind 14-34 GB

グリーンベイのQBアーロン・ロジャースは21/28で186ヤード1TD。成功率は悪くないが1回当たりの獲得ヤードが少なく短いパス主体だったことが分かる。RBライアン・グラントは31回105ヤード1TD。100ヤードを越えたもののアベレージは3ヤードちょっと。それでもタフな走りでボールコントロールには貢献した。2回のインターセプトリターンTDが勝因となるが、特段守備が良かったとも思えないだけに相手に助けられた感もある勝利だ。
インディアナポリスの調子が上がってこない。10月に強いチームだがこの敗戦で例年のようにはいかないという雰囲気が漂う。QBペイトン・マニングは21/42で229ヤード2INT。キャンプに参加していないせいか周囲とのタイミングが未だに噛み合わない印象だ。RBジョセフ・アダイの代役RBドミニク・ローズは20回73ヤード2TD。健闘はしているがアダイの爆発力は恃めない。TEダラス・クラークが8回81ヤードと奮起しているが、チーム全体の勢いには繋がっていない。

◎NYJ 13-16 Oak OT

ジェッツは自滅と言えるだろう。終了間際にKジェイ・フィーリーのFGで追いついたものの、オーバータイムにKセバスチャン・ジャニコウスキーの57ヤードFGで決着を付けられた。QBブレット・ファーヴは21/38で197ヤード2INTと精彩を欠いた。RBトーマス・ジョーンズが24回159ヤードと活躍を見せたが勝利には至らなかった。3つのターンオーバーに足をすくわれた形だが、勝てる試合を勝ち切れない勝負弱さをジェッツに感じてしまう。厳しい地区だけにこのような試合をしていては上位進出の目は出てこないだろう。
ヘッドコーチ交代後の初勝利だが相手にもらったような勝利だけに今後にどう繋がるかは微妙なところだ。QBジャマーカス・ラッセルは17/30で203ヤード1TD。RBジャスティン・ファーガスは28回74ヤード。共に平凡な成績に終わった。ターンオーバーを許さなかった点は評価できるが、攻撃は機能したとは言いがたい。反則が14回と多いのも反省点だろう。

◎Cle 11-14 Was

前半は両チーム得点なしというじりじりした展開だった。後半クリーヴランドも追い付くチャンスはあったがKフィル・ドーソンの54ヤードのFGトライは失敗に終わりジ・エンド。ジャイアンツに勝利して勢いづくかと思われたが、QBデレク・アンダーソンは14/37で136ヤード1TDと低調な内容に終わった。RBジャマール・ルイスは19回80ヤードと活躍した。前半6回の攻撃全てパントで、2回は敵陣からのスタートだったのに得点できなかったのが痛かった。
4連勝中は好調だった攻撃陣がここにきて失速しているワシントン。RBクリントン・ポーティスが27回175ヤード1TDと大活躍したのに薄氷の勝利。QBジェイソン・キャンベルは14/23で164ヤード1TDと明らかに調子を落としている。守備の健闘で勝利には至ったが、攻撃の立て直しが急務と言えるだろう。

◎Sea 10-20 TB

点差は10点だが、総ネットヤードは226ヤード差、タイムオブポゼッションは23分22秒差と圧倒的な差がついた試合だった。タンパベイはQBジェフ・ガルシアが27/36で310ヤード1TDと試合を支配した。あえて無理はしないプレイコールが目立ったため、思うほどは得点を伸ばせなかったが、徹底したタイムコントロールが際立っていた。WRアントニオ・ブライアントが6回115ヤード1TDと活躍。RBアーネスト・グラハムはテイルバックとフルバックの両方をこなして23回52ヤード1TDだった。
QBマット・ハッセルベックの代役QBセネカ・ウォレスは12/23で73ヤード1TD1INTと酷い結果に終わった。ラッシングではRBモーリス・モリスが6回56ヤード、RBジュリアス・ジョーンズが7回42ヤードと高いアベレージを残したが攻撃は機能しなかった。特に前半は総ネットヤード37ヤードとほぼ完封された。シアトルはウォレス一人の問題というよりもチーム全体の集中力の乏しさなどが目に付いた。ハッセルベックが戻れば解決するとは思えない。

◎Den 7-41 NE

点差ほどの力の差があるとは思えない。開始早々にデンバーのQBジェイ・カトラーが右手の指を打撲。それでもプレイにはそれほど支障が無くそのまま続けたが、これがケチの付け始めだった。最初の2シリーズ、RBアンドレ・ホールが2回のキャリーでともにファンブルロストしてしまう。これを2回ともFGで留め0-6、2回パントを蹴った後TDを決められ0-13。ここでインターセプトを喫してモメンタムを完全に失った。それをTDまで結び付けられて0-20。後半立て直すことができずに加点を許して勝敗が決した。
カトラーは17/26で168ヤード1TD2INT。負傷の影響よりもチームの士気を上げられなかったことが問題だろう。RBマイケル・ピットマンは20回88ヤードと奮闘した。
一方、優位をしっかりと勝利に導いた戦い方は評価できるもののまだまだ攻撃には不安の残る内容だったニューイングランド。RBサミーモリスは16回138ヤードと活躍したが負傷により後半は欠場した。QBマット・キャッセルは18/24で185ヤード3TDとスタッツはまずまずだが、6サックを浴び、あくまで周りの優れたタレントに助けられた内容と言える。接戦になるとキャッセルでは不安が残るだろう。


BSアニメ夜話 第11弾

2008年10月25日 19時17分50秒 | アニメ・コミック・ゲーム
11月4日から6日まで「BSアニメ夜話」が放送される。

http://www.nhk.or.jp/animeyawa/

今回取り上げられる作品は、『電脳コイル』『ガンバの冒険』『劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇』の3本。新旧取り揃えた感のあるラインナップだ。なお、『劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇』は公開収録となっている。

『電脳コイル』は昨年放送され、見たアニメの中ではベストと言い切れる作品だ。「日常の中のSF」は昔からよく取り上げられてきたが、最後まできちんとSFとしてそれを完結させたのは見事だった。日本SFの現時点での最高到達点とさえ思っている。
番組でどのように語られるかちょっと怖いところもあるが、これを一つのきっかけにしたいという思いがある。実は『電脳コイル』の感想をまだここに書いていない。それがずっと心残りだった。何度か機会はあったのに、タイミングを逸し続けた。褒めることはいくらでもできるが、批評としての切り口が定まらなかったせいかもしれない。今もその切り口がはっきり見えているわけではないが、自分なりの作品への想いは残しておきたい。

『ガンバの冒険』は1975年の作品。子供の頃から再放送などで何度も見たアニメであり、今も強烈な印象を抱いているアニメだ。
まず、素晴らしいのは音楽。軽快で陽気な主題歌「ガンバのうた」は未だに何かの拍子に口ずさむことがあるほど。満天の青空、どこまでも広い大海原、そこに乗り出そうとするネズミたちの心意気や冒険心が伝わってくる名曲だ。一方、エンディングは「冒険者たちのバラード」。一転して暗く重い曲だ。ネズミたちの敵にして最凶の存在である白イタチのノロイの姿は、この曲とともに多くの子供たちの心に根深く刻まれたことだろう。ノロイの圧倒的な存在感がこの作品を印象的なアニメにしたと言っても過言ではない。

『劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇』は「なんで劇場版?」と思うが……。見ていないので、Wikiでの確認だが、四天王を撃破するまでの総編集版のようでいてオリジナル要素ありの作品らしい。評判は悪くないようだが、それでも劇場版をあえて取り上げる理由がよく分からない。
「BSアニメ夜話」では確かに各回のラインナップに劇場版を織り込む傾向があるのは知っている。でも、無理やりって感じだしね。グレンラガンの劇場版はこれで終わりではなく、当然まだ続くわけだし。「大人の事情」が絡むのかもしれないが、腑に落ちないのはどうしようもない。
ちなみに『天元突破グレンラガン』はいい作品だし、楽しんだけれどもわざわざ語るようなアニメとも思わなかった。知名度低いだろうけど、これ選ぶなら『シムーン』とかを取り上げて欲しいなあ。


アニメ感想:夜桜四重奏~ヨザクラカルテット~ 第1話「サクラサク」

2008年10月24日 21時34分57秒 | 2008秋アニメ
人間と妖怪が暮らす町で引き起こされる事件を解決しようとする者たちの活躍を描く、というありがちな内容ながら、珍しく見た目で惹かれてしまった。
つり目の女の子というのにも惹かれたが、単にキャラクターだけでなく、背景や構図など見せ方が非常に上手く感じた。『ペルソナ4』を少し連想したが、ちょっと乾いたポップさがあちこちから漂っている。
ストーリー的にも1話の見せ方としては合格点と言いたいところだったが、ラストに敵がいかにもな感じで出てきたのにはがっかりした。敵の親玉なんてのは一瞬で世界を矮小化させてしまう存在だ。それをどう描くか苦心している作品には好感を持つが、そういう努力が感じられない作品はどうしても低評価とならざるをえない。
もう少し見てみないと評価はできないが、よく頑張っていると感じさせる1話だっただけに、つまらない展開は避けて欲しいものだ。


アニメ感想:まかでみWAっしょい! 第3話「なんか魔王まで出てきちゃったんですけど。」

2008年10月24日 21時33分59秒 | 2008秋アニメ
いかにもなアニメだがテンポの良さはなかなかのもの。極力物語性を排除し、ひたすら楽しむことに重きを置いた作品。だから、見るべきは演出。斬新さはないが、力技をテンポの良さで押し切っている感じだ。
ただ苦言を呈すなら、ファミ通絡みのネタはいまいちだった。もうちょっと捻りが欲しい。『ケメコデラックス!』の角川ネタに比べると……って別に比べなくてもいいけど。能天気オタク向けアニメとしては、『ケメコデラックス!』より上だと思うけれどね。


アニメ感想:とらドラ! 第4話「あのときの顔」

2008年10月24日 21時33分09秒 | 2008秋アニメ
個性的なキャラクターばかりだが、根っこがしっかりしているので楽しめる。4人で昼休みに弁当を食べるシーンは学園ものらしい描写で、いかにも青春って雰囲気が漂ってくる。意外なことに、これまで4人でつるむ場面もほとんどないしね。
大河と北村の過去は、竜児じゃないが思わず叫んでしまう。北村もなかなかいい味出しているしね。
この作品の最大の魅力は大河と竜児の掛け合いだが、決して一方的なものではなく、うまく作っていると感心する。たいていは大河が切れて怒るパターンだが、それを外すことでインパクトを与えている。型はありつつ、型にはめ過ぎない描き方が見ていて気持ちがいい。
それにしても、竜児をお嫁さんに欲しいな(笑)。あの家事能力は神だよ。


アニメ感想:今日の5の2 第3話 9時間目「サコツ」10時間目「トショシツ」11時間目「メクリ」12

2008年10月24日 21時32分07秒 | 2008秋アニメ
キャラクター性の弱さをエロで補っているというか、あえてキャラクター性を前面に押し出さないためにエロを使っているというか、なかなかユニークな試みであるとは思うが、その分インパクトは弱い。
意図的に大人を全く出さなかったり、物語性を極力排除する作りは最近の「萌え」系と共通する定番だが、キャラクターを重視した「萌え」アニメとも一線を画している。
ノスタルジーを強調するような描写もほとんどないのだが、キャラクター性が弱いために結果としてそんな印象も感じてしまう。このあたりはどこまでが狙いか掴みにくい。
ところで、スカートめくりって現実に行われたりってあるのかね?


アニメ感想:北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王 第3話「われに落とせぬ城はなし!」

2008年10月24日 21時30分58秒 | 2008秋アニメ
わざわざ毎回感想を書くこともないと思いつつ。繰り返しになるが、作品自体の評価は低いがそれでも見てしまうのが『北斗の拳』の力。
今回は謎の女軍師サクヤ登場。あとは相変わらずの無茶な展開。でもそれでいいと分かって作っているからつい見てしまうことになる。「バカマンガ」に余計な説明はいらない。ただ見て楽しむだけだから。


アニメ感想:のだめカンタービレ 巴里編 Lesson1

2008年10月23日 22時46分18秒 | 2008秋アニメ
関西ではようやく放送開始。第2期にあたるわけだが、キャストは替わらないがスタッフは大きく変更された。原作に忠実だった第1期に比べてどう変化するか興味があったが、第1話は構成こそ変わったもののきちんと原作を追っている。演出面ではさすがにアニメらしい変更がなされていて、テンポも若干第1期よりいいように思えた。

原作は現在21巻まで刊行されている。巴里編は10巻途中からだが、既に全体の半分以上が巴里編ということになる。第1期は「ノイタミナ」枠としては珍しく2クール放送されたが、巴里編は1クールの予定。現在進行形の部分までは描かれずにサン・マロでののだめの初リサイタルあたりまでかと予想している。

第1期の評価は原作には忠実だが、アニメらしさが少なくて物足りないというものだった。例えば、コミックと違いアニメでは音が使える。それはアニメの強みなのだけれど、時として弱みにもなりかねない。コミックでは音が聞こえないからこそできる表現がある。下手な演奏と上手な演奏を描き分ける表現方法の蓄積がコミックにはある。アニメでは音が聞こえてしまうため、この差をどう表現するかは実は難しい。下手過ぎるのは簡単だが、高いレベルでの優劣をどう表現するのか。第1期ではその辺りに工夫が見られなかった。第2期でのチャレンジに期待したい。


アニメ感想:かんなぎ 第三幕「スクールの女神」

2008年10月23日 22時44分02秒 | 2008秋アニメ
当落線上の作品という評価だったが、この第3話で少し印象アップ。これまで主人公の仁とナギのほぼ二人だけで描かれた世界だったが、学校生活が始まり、登場人物も増え、ようやく物語がスタートしたという感じになった。
ボーイミーツガールの展開では二人の関係をまず押さえることも基本だが、世界の広がりをきちんと見せてそれから二人の関係を築いていく方が気持ちが入りやすい。導入部としては『とらドラ!』や『とある魔術の禁書目録』がこの作品より優れていると言えるだろう。
特段細部を丁寧に描いているというわけでもなく、それでいてテンポが緩いため、積極的に見たいと思えない。決して不出来な作品ではないが、惹きつける要素が目立たないというのはエンターテイメントにとって致命的だ。好印象の回ではあるが、ドンドンと話が展開していかないとすぐにダレてしまいそうで、当落線上の作品という評価はまだ変わらない。