キッズステーションで見ていたので、tvkより2ヶ月遅れで26話完結。
1話15分のギャグアニメ。特撮ヒーローもののパロディという意味では目新しいものではないが、キャラクター造型に味わい深いものがあり、独特の雰囲気を持ったアニメに仕上がっている。2008年のギャグアニメの中では最も秀逸と言えるだろう。
監督の岸誠二とシリーズ構成の上江洲誠は『瀬戸の花嫁』でもコンビを組んでいる。『瀬戸花』はパロディと畳み掛けるようなギャグが主体だったが、この作品ではじんわりとした笑いがメインで、シュールなものも少なくない。
事実上の主人公であるヴァンプ将軍は、「カリスマ主夫」「理想の上司」と言われるような人物。冴えない外見だが、中年の星のような存在だ。だが、世界征服、レッド抹殺という使命は果たせそうになく、中間管理職の悲哀があったりなかったりする。
対するサンレッドは、正義の味方でありながら、粗野で粗暴。無職で、恋人かよ子さんの”ヒモ”だったりする。無茶苦茶強く、ほとんどちんぴら状態だが、時折見せる”いい奴”な面がうまく彩りを添えている。
怪人たちも個性豊かで、日常生活にうまく溶け込むように描かれている。神奈川県川崎市という地域限定ヒーローとして、リアルな舞台を用意している点も地に足を着ける描写に繋がっている。小市民的な幸せや、サンレッドに関わる不幸など、ある意味等身大のリアリティが面白さに結び付けられていて他にない独自性を醸していると言えるだろう。
既に第2期の制作も発表され、まだまだ目が離せない作品だ。15分アニメである点や、作画のチープさも作品の個性になっている感じで、このままの雰囲気を壊さずに第2期もやって欲しい。
1話15分のギャグアニメ。特撮ヒーローもののパロディという意味では目新しいものではないが、キャラクター造型に味わい深いものがあり、独特の雰囲気を持ったアニメに仕上がっている。2008年のギャグアニメの中では最も秀逸と言えるだろう。
監督の岸誠二とシリーズ構成の上江洲誠は『瀬戸の花嫁』でもコンビを組んでいる。『瀬戸花』はパロディと畳み掛けるようなギャグが主体だったが、この作品ではじんわりとした笑いがメインで、シュールなものも少なくない。
事実上の主人公であるヴァンプ将軍は、「カリスマ主夫」「理想の上司」と言われるような人物。冴えない外見だが、中年の星のような存在だ。だが、世界征服、レッド抹殺という使命は果たせそうになく、中間管理職の悲哀があったりなかったりする。
対するサンレッドは、正義の味方でありながら、粗野で粗暴。無職で、恋人かよ子さんの”ヒモ”だったりする。無茶苦茶強く、ほとんどちんぴら状態だが、時折見せる”いい奴”な面がうまく彩りを添えている。
怪人たちも個性豊かで、日常生活にうまく溶け込むように描かれている。神奈川県川崎市という地域限定ヒーローとして、リアルな舞台を用意している点も地に足を着ける描写に繋がっている。小市民的な幸せや、サンレッドに関わる不幸など、ある意味等身大のリアリティが面白さに結び付けられていて他にない独自性を醸していると言えるだろう。
既に第2期の制作も発表され、まだまだ目が離せない作品だ。15分アニメである点や、作画のチープさも作品の個性になっている感じで、このままの雰囲気を壊さずに第2期もやって欲しい。