奇想庵@goo

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アニメ感想:かんなぎ 第4幕「シスターーズ」

2008年10月27日 21時20分09秒 | 2008秋アニメ
ナギの妹ざんげちゃん登場。強烈な裏表のある性格は、インパクトはあったが……。
正直つかみどころのない作品だ。前回はテンポの良い演出で好感を持てたが、今回はまあ普通。「本当の自分」といった青臭いテーマを描きたいのか、単に騒動に巻き込まれる主人公を描きたいのか、それともハーレム系でウハウハが描きたいのかさっぱり見えてこない。作品の方向性が定まっていない印象をいまだに拭えないところに問題があるのは確かだろう。
ナギの表情はいいんだけれど、それが作品の魅力に繋がっていない感じだ。ストーリー性を重視するなら明確な目標を早く提示した方が見やすくなると思うのだが。


アニメ感想:とある魔術の禁書目録 第4話「完全記憶能力」

2008年10月27日 21時18分02秒 | 2008秋アニメ
テンションの高さが目立つ。第1話からここまで作画、演出、シナリオ、演技のどれをとっても高いレベルを保っている。緩急のメリハリという点では第1話を除いて物足りないが、物語の密度や速度は十分に楽しめるものとなっている。
圧倒的な力の前に屈する主人公だが、それでもなお言葉で相手を説き伏せようとする姿勢は好感が持てた。まっとうな感性と言葉への信頼。それは主人公に対しても、作品に対しても好ましく映る。その前提があってあえてずらすならいいが、前提すら崩壊している作品が多いのも事実。もちろんアニメに限った話ではなく。本来はこのレベルの質を維持した上で、どんな物語を紡ぐのかを競ってくれるといいのだが、残念ながら現実はこのレベルに達する作品はほとんど見当たらない。


アニメ感想:あかね色に染まる坂 第2話「あかね色のアプローチ」

2008年10月27日 21時16分46秒 | 2008秋アニメ
いかにもなハーレム系アニメ。原作は18禁PCゲームだし、ご都合主義的な展開は当然のように目に付くが。ヒロイン優姫のツンデレぶりはさすが釘宮。主人公の妹の湊との掛け合いはいい感じだった。
印象として、紙芝居風ラジオドラマという感じだ。人気声優の手堅い演技はそれなりに聞き応えがあるが、アニメとしての演出は乏しい。それでもシナリオはそこそこ頑張っていて、見ていられないほどひどい内容ではない。まあ積極的に見たいと思うほどでもないけれど。


アニメ感想:キャシャーンSins 第4話「滅びの天使」

2008年10月27日 21時14分36秒 | 2008秋アニメ
「滅びの天使」と呼ばれるソフィータという少女が登場。甘ったるい声に違和感を覚えるが、まあそれはそれでありか。
作画、演出は悪くないが、作品の根底に流れる「甘さ」が気に掛かる。作中の表現なら「青臭さ」と言ってもいい。前回の感想でも書いたが、それが克服すべきものなのか今後の展開でのその扱い様で作品への評価が変わりそうだ。


アニメ感想:黒執事 第4話「その執事、酔狂」

2008年10月27日 21時13分10秒 | 2008秋アニメ
お約束(?)の女装ネタ。2次元に性別は無いしね。
それはともかく、19世紀末のロンドンと言えばジャック・ザ・リッパー。今回その犯人を捕まえるという筋書き。ギャグ要員が豊富なので、シリアスとギャグの切り替えのテンポがよく、シエルのあられもないシーンもあって大盤振る舞いの回だった。シエルは男でも女でも高く売れそうだ。
ギャグとシリアスが渾然一体となった作品は大好きなので、今季一押しアニメと言えるだろう(『とらドラ!』もいいけどね)。


アニメ感想:TYTANIA 第3話「英雄の条件」

2008年10月27日 21時11分07秒 | 2008秋アニメ
おそらくおよそ20年振りくらいにタイタニア1巻を読み返した。『銀河英雄伝説』はたまに読み返すこともあったが、それ以外の田中芳樹作品は当時読んだきりだったし。特にこの作品はどうしても『銀英伝』とかぶっているため、その縮小再生産ってイメージが根強かったのだが。読み返して思ったのは意外と猥雑だったということ。『銀英伝』が清廉ってわけでもないが、ヤン・ウェンリーと比べてファン・ヒューリックはもっと普通の若者として描かれているし、タイタニアの面々もより現実的な人間像に近付けようとしているように見える。その猥雑さを果たしてNHKのアニメで描けるのか。そのあたりも興味の対象となった。
この3話ではファンの救出シーンがオリジナルになっている。リラの仲間で命を呈してファンを助けようという人物がこんなにいるとはって思うが。それを除けばほぼ原作に忠実な展開。もう少しテンポ良く進んで欲しいところではあるが、あれこれ押さえようとすればどうしてもテンポが犠牲になるのは仕方ないか。ファンがタイタニアを倒す決意をするあたりまでどう演出を積み上げるかがこの作品の評価になりそうだ。


アニメ感想:黒塚-KUROZUKA- 第3話「明日香」

2008年10月27日 21時09分39秒 | 2008秋アニメ
時代は未来。文明破壊後の世界が舞台。そこに現れた九郎を描く。
手垢のついたありがちな世界という印象は拭えない。やたら人を殺しまくる集団なんかはもういい加減見飽きた。作画や演出は頑張っているが、斬新とまではいかず、この展開が続くようなら辛くなりそうだ。
原作の構成は知らないが、アニメというメディアでの表現に見合った構成が必要だろう。初期の設定が興味深いものだっただけに、どこかで見たような絵に落とす必要があったのだろうか。