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奇想庵@goo

Sports, Games, News and Entertainments

アニメ感想:喰霊-零- 第2話「憎発露」

2008年10月22日 18時52分58秒 | 2008秋アニメ
公式サイトが1話の時と全然違うんですが(笑)。

【以下ちょっとネタバレ含む】

第1話は衝撃のラストシーンだった。主人公の仲間たちが次々と殺され、最後には主人公も止めを刺された。1話の感想を書くために公式サイトを訪れたときは、彼らがトップページを飾り、キャラクターのページも彼らを紹介していた。
そして第2話。時間は1話の直後。1話の全滅は無かったことになったりはしていない。
単に主人公が替わってしまっただけだ。

悪霊対策の防衛省の部隊が1話の主人公たちだったが、今度は同じ悪霊対策でも環境省の組織がメインとなった。しかし、ストーリー展開は見る者を待ってくれない。ヒロインと思しき神楽が絶体絶命の窮地でエンディング。彼女まで死んだら「神アニメ」認定するけど(苦笑)。

演出は1話同様頑張っているけれどありきたりといった感じ。見せようという意気込みはあるのだけれど、目新しさが感じられない。唯一透明化していた悪霊が神楽の腕を咬みつつ実体化するシーンは悪くなかったけれど。

とにかく今の注目はこの疾走感をどこまで持続できるかだ。『キスダム』だって2話くらいまでは素晴らしかったんだし(あんな作画崩壊はないと信じたい)。


アニメ感想:CHAOS;HEAD 第2話「自我」

2008年10月22日 18時48分33秒 | 2008秋アニメ
主人公はネトゲとアニメが好きな引き篭もりで、2次元にしか興味がない。……だけではなく、重度の妄想癖がありリアルには関心を持たず、渋谷のビルの屋上のコンテナでフィギュアに囲まれて暮らしている。普通のオタクではなくデフォルメされた存在。その意味では『鉄のラインバレル』同様に主人公への共感はしにくい。
更にそんな主人公に関わってくる美少女たちもいかにも作られたキャラクター然としている。
それでも興味を惹かれるのは、先行きの読めないストーリーにある。第2話ラストは『ひぐらしのなく頃に』の雰囲気に近いものを感じた。リアルな街を舞台にしているわりにリアリティは欠落しているが、それでも描かれた世界が描かれた通りとは限らないことを随所に示唆していて面白い。主人公の主観で世界を描いているのであって、それが本当にその通りかどうかは分からないわけだ。こうした演出を最後まで続けられたら、なかなかユニークな作品に仕上がるかもしれない。


アニメ感想:とある魔術の禁書目録 第3話「必要悪の教会(ネセサリウス)」

2008年10月22日 18時46分34秒 | 2008秋アニメ
激しいバトルのあったこれまでに比べて落ち着いた展開。中休みってところだ。
瀕死だったインデックスが魔術の力で回復する描写は残念ながら見応えがなかった。もう少し見せ方を工夫して欲しい。
主人公の上条とインデックスの会話は微妙なところ。まあ今はこんなものか。上条のキャラクターがややつかみにくい感じなので、それを引き出す演出が欲しいところ。
見た目はロリィな教師の小萌はなかなかいいキャラクターだった。


アニメ感想:鉄のラインバレル 第2話「疾走する正義」

2008年10月22日 18時41分31秒 | 2008秋アニメ
作り手の意図は分かる。何も分からない中学生が巨大な力を手に入れて暴走し、やがて様々な事を知っていくのであろう。「成長」を描きたいという思いは伝わってくる。
だが、エンターテイメントとして成立していてこそ見る者は楽しむことができ、作り手のテーマを受け入れることができる。
主人公がここまで愚かだと、楽しむことよりも苦痛が先に立つ。主人公の成長を描くには、大前提として主人公に共感するなにかがなければならない。たとえ今は未熟でもきっといつかはと見る者が期待することが大切なのだ。それはストーリー上の仕掛けではなく、主人公への感情的な投影があって成り立つものだ。
作り手の意図は分かる。けれど、そうした計算だけが見えても楽しめない。

死んだ人間を蘇らせるロボットだとか、呼び出せば現れる設定だとか、どこかで目にしたようなものばかりといった印象だ。敵も味方もリアリティ皆無。あれだけ街中で暴れても人の死は見せない。
ありきたりな世界観に作り手の思いだけが先走ったストーリーを乗せられてもついていこうとは思えない。もういいや、というのが正直な感想だ。


アニメ感想:ケメコデラックス! 第3話「ケメコ登校!?」

2008年10月21日 21時27分28秒 | 2008秋アニメ
動きは悪くないし、見せ方も面白いんだけれど、問題は主人公。ハーレム系アニメは中核となる主人公の性格が受け入れがたいと見ていられなくなってきた。
状況に対して真っ当に対峙しているかどうか。例えば、『瀬戸の花嫁』や『かのこん』はOKだったけれど、『ゼロの使い魔』や『ながされて藍蘭島』なんかはダメだった。その線引きは微妙だったりするし、説明しがたい部分もあるが、この作品は厳しい感じがする。
女の子に押しかけられてドタバタっていうのはありがちな展開だけれど、自分の都合だけでそれを拒絶したりってのはどうもね。拒絶させるなら、それだけの演出の積み重ねが必要。ストーリー性がある程度存在している作品なのだから、細部をちゃんと詰めていないと作品に入り込めない。
割り切った分『まかでみWAっしょい!』の勝ちって感じ(対抗している訳じゃないだろうが)。


アニメ感想:純情ロマンチカ2 第2話「二度あることは三度ある」

2008年10月21日 21時25分45秒 | 2008秋アニメ
宇佐美兄がいい味出している。美咲とのやり取りは最高。
ただ美咲に対する「試練」の与え方はちょっとチープな印象。迷惑になるから身を引け的な展開はつまらなかった。ベタな展開でもしっかり楽しませてくれる作品ではあるが、それにしたってねえ。
美咲っていい子だけど、状況に流されまくりでキャラとしての個性に乏しい。個性的な面子が周りにいるからそれでもいいんだけれど、人気的にはどうなんだろう。


アニメ感想:ヒャッコ 第3話「4コメ 前門の虎 校門も虎」「9コメ 張子の虎」

2008年10月21日 21時20分35秒 | 2008秋アニメ
いまだ評価定まらず、といった感のある作品。
前回は悪くなかったのだが、今回はちょっと厳しい感じだった。作画にも難があり、さらに足を引っ張ってしまった。30分通して笑えるところが数ヶ所だけでは見続けるのが辛くなる。
虎子と歩巳の落差くらいしか楽しめないのに、歩巳の出番が少なかったのが原因か。少なくともアニメでは、個性的なキャラクターを出せば面白いというわけではない。見る者を楽しませるための仕掛けが見えてこないのが残念だ。


「マリア様がみてる」SS『ビター・チョコレート――一年生たちのバレンタイン――』

2008年10月20日 22時04分31秒 | マリみて
何をとち狂ったのか、ふと思いついて「マリみて」のSSを書いてしまった。ちなみに全然エロくはない(笑。

時期は『クリスクロス』から『あなたを探しに』。ネタバレ前提の話。タイトル通り、バレンタインデーイベントを一年生たちの目を通して描いたもの。

この時期の描写でいくつか気になる点があり、そのうちのひとつである、祐巳がもらったチョコレート2個って少なすぎやしない?ってのの回答みたいな感じのSS。ホントは、瞳子が社会科準備室から薔薇の館にたどり着くまでに何があったかが気になるんだけれど、作者が書かないと分からないところだしね。

『ビター・チョコレート――一年生たちのバレンタイン――』

『ビター・チョコレート――一年生たちのバレンタイン――』(内容は同じ。感想が書けたり、縦書きで読めたりする)

縦書きで書いたから縦書きでアップしたかったけど、ちょっと時間がないので今はこれで。ブログじゃSS発表するのに相応しくないけれど、冒頭部分だけここに書いておこう。




    ビター・チョコレート
     ――一年生たちのバレンタイン――


 それは女の子にとって特別な一日。ありったけの気持ちを想いを込めて包み込んで最愛の人へ届ける儀式。
 聖バレンタインデー。
 リリアン女学園の生徒たちにはさらに素敵なイベントが用意されている。待ち焦がれていた日を目前に、初体験となる一年生たちはちょっぴり右往左往。その日をどう過ごすかは人生の一大事ってくらいみんな真剣に思っているから――。




NFL2008 week6 波乱か実力か

2008年10月19日 22時01分05秒 | アメリカンフットボール
◇Chi 20-22 Atl

奇跡の逆転勝利である。残り11秒で逆転を許し絶体絶命の場面からサイドライン際に26ヤードのパスを通し、Kジェイソン・イーラムが48ヤードのFGを残り1秒から決めて試合終了。ホームでアトランタが劇的な幕切れとなる勝利をもぎ取った。
試合のスタッツはほぼ互角。前半はFGの蹴り合いで9-3とアトランタリード。その後アトランタがFGを1本決めた後TDを取り合って19-10。シカゴは第4クォーターにゴール前1ヤードまで迫りながら第4ダウンの攻撃に失敗。それでもFGで差を縮めると、残り2分43秒から77ヤードのドライブに成功し逆転TDを奪った。残り11秒。誰もがシカゴの勝利を確信したであろう。シカゴの誇る強力ディフェンスは最後の最後にルーキーQBマット・ライアンに苦杯を舐めさせられた。
ライアンは301ヤード1TDとシカゴ相手に素晴らしい成績を残した。FGばかりで詰めの甘さも露呈はしたが、それでも評価に値するスタッツだ。RBマイケル・ターナーは25回54ヤードと苦しんだ。WRロディ・ホワイトが9回112ヤードのレシーヴでライアンを助けた。
シカゴのQBカイル・オートンも286ヤード1TDと見劣りしない成績を残した。逆転のドライブを成功させた点も評価できる。守備とスペシャルチーム主導のチームだけに悔やまれるとしたらやはり残り11秒からの油断と言うべきだろう。

◎Mia 28-29 Hou

マイアミが悔やむとすれば、逆転のTDを簡単に取り過ぎたことだろう。残り3分4秒からのキャッチアップはわずか1分19秒で73ヤードのドライブとなった。
QBチャド・ペニントンは19/25で284ヤード2TD1INTと安定した内容だった。RBパトリック・コブスが3回のキャッチで138ヤード2TDと活躍した。特に”ワイルドキャット”フォーメーションから、RBロニー・ブラウンがRBリッキー・ウィリアムスに渡し、更にそれをWRポジションにいたペニントンにトス、そこからコブスへ投げたパスは53ヤードのTDパスとなる見事なプレイだった。
ヒューストンのQBマット・シュワブは復帰戦を22/42の379ヤード1TD2INTと投げまくった。最後のドライブでも一度はインターセプトの判定がなされるなど、決して安定していた内容ではない。試合開始から2シリーズ続けてインターセプトを喫するなど課題も多く残った。それでもチームに今シーズンの初勝利を導いた。最後は残り7秒第4ダウンゴール前3ヤードで自らエンドゾーンに飛び込んだ。エースWRアンドレ・ジョンソンは10回178ヤード1TDと大活躍を見せた。

◎Bal 3-31 Ind

第3クォーターまでボルチモアはドライブの開始位置が全て20ヤード以内とフィールドポジションが試合結果を導いた。その9回のシリーズで4回のスリーアンドアウトに加え2INT1ファンブルロストと自滅してしまった。ルーキーQBジョー・フラッコは28/38の241ヤードで3INTと完全に自信喪失している。ポケットパサーとして思い切り良いパスが魅力だったが影を潜めた。前半で24点差がついたとはいえ、わずか51ヤードに終わったラッシングゲームもQBへの負担となった。
インディアナポリスは完勝。QBペイトン・マニングは19/28で271ヤード3TDと強いボルチモアディフェンス相手にしっかりと結果を残した。RBジョセフ・アダイの負傷でRBドミニク・ローズが25回73ヤードのランとなった。WRレジー・ウェインが8回118ヤード1TDと素晴らしいパフォーマンスを見せた。何よりターンオーバーを許さなかったことを評価したい。これで新スタジアムでは初勝利となった。チームを勢いづける勝利となりそうだ。

◎Det 10-12 Min

総ネットヤードはデトロイト212ヤードに対してミネソタは392ヤードと倍近い。それなのに点差はわずか2点。お互い100ヤード近いペナルティヤードでリズムを作り切れなかった。
ミネソタは攻撃の核RBエイドリアン・ピーターソンが25回111ヤードと走ったものの2回のファンブルロストでモメンタムを掴み切れなかった。QBガス・ファーロットは18/33で296ヤード1TD1INTとまずまずの成績。WRバーナード・ベリアンが86ヤードを走り切るTDレシーブを含む5回131ヤードと活躍した。Kライアン・ロングゥェルは第4クォーターに逆転となる38ヤードのFGをブロックされたが、最後は26ヤードのFGを決めて勝利を手に入れた。ただ、これまで好調だった攻撃がこの試合では単調な印象を受けた。随所にミスも目立ち、ホームゲームにしては締まらない試合だった。
デトロイトはNFL初先発となるQBダン・オルラヴスキーが12/21で150ヤード1TDの成績。QBジョン・キトナに替えての起用だが十分な結果とは言いがたい。RBケヴィン・スミスが5回62ヤードと活躍。RBルディ・ジョンソンは17回38ヤードと結果が出なかった。デトロイトは守備が奮起したにも関わらず攻撃が不発で開幕から5連敗。歯車が噛み合わないシーズンである。

◎Oak 3-34 NO

アル・デービスオーナーとの確執によりHCレーン・キフィンが解任され、オークランドはまた1からのスタートとなる。3点を先制したものの以降は得点なし。総ネットヤード226ヤード、23分48秒のタイムオブポゼッションと攻撃は全く機能しなかった。QBジャマーカス・ラッセルは13/35で159ヤード1INTと悲惨な内容。ランもRBジャスティン・ファーガスの35ヤードがベストと酷かった。守備もパスディフェンスが崩壊し、復調の兆しのあったチームはまた暗闇の中に沈んでしまいそうだ。
ニューオーリンズはQBドリュー・ブリーズが26/30で320ヤード3TDと完璧な内容だった。パス失敗もプレイが崩れての意図的なものがほとんどで、面白いようにパスを通した。9人に投げ分けた点も素晴らしい。ラッシングはRBデュース・マカリスターが13回65ヤード。RBレジー・ブッシュは14回27ヤードでボールコントロールに向かないのは明らかだ。能力の高さは認めるところだが起用法はもう少し考える必要があると思う。WRではランス・ムーアが7回97ヤードと活躍し既に昨シーズン以上のレシーヴィングヤードとなった。また2試合で敗因となったKマーティン・グラマティカに替えてルーキーKテイラー・メルハフを起用したが31ヤードのFGを外すなど今後に不安も残す。

◎Cin 14-26 NYJ

前半は14-17と接戦だったが後半無得点に終わったシンシナティ。QBカーソン・パーマーの負傷によりQBライアン・フィッツパトリックが出場。20/33で152ヤードに終わった。シンシナティの今シーズンの最大の問題点はラッシングゲームが機能していない点にある。RBクリス・ペリーは11回のキャリーで14ヤードと信じられないほど悪い結果だった。OLの責任もあるがRB自身の質も低いのは明らかだ。このせいでタイムオブポゼッションは24分42秒に留まり、守備に負担を強いた。これで開幕6連敗。出口が見えない状況だ。
ジェッツのQBブレット・ファーヴは後半2INTと乱調だった。トータルのスタッツも25/33で189ヤード1TD2INTと芳しいものではなかった。ラッシングもRBトニー・ジョーンズが17回65ヤードに押さえ込まれたがそれでも粘り強くボールコントロールしてなんとか逃げ切った。これで勝ち星が先行したが相手に助けられた感もある勝利だけに、決して楽観はできない。

◇Car 3-27 TB

総ネットヤードの差は33ヤードしかないが3つのターンオーバーなどが響いてカロライナが大敗した。特に最初のシリーズにパントブロックリターンTDを奪われてモメンタムを失ったことが大きい。QBジェイク・デロームは20/39で242ヤード3INT。常にキャッチアップする展開とはいえラッシングが計40ヤードに抑えられたのは痛かった。
タンパベイはQBジェフ・ガルシアが先発に復帰。15/20で173ヤード1TDと数字は物足りないが安定した成績を残した。RBウォリック・ダンが115ヤードを走る活躍を見せた。ボールコントロールに撤し、ノーサック、34分42秒のタイムオブポゼッションとターンオーバーを許さなかった点が勝因と言えるだろう。やや反則が多かったのが反省点だ。

◇StL 19-17 Was

開幕戦敗北後に4連勝で勢いに乗るワシントンが勝ち星のないセントルイスにホームで敗れた。第1クォーターに相手のファンブルから敵陣3ヤードというチャンスをもらいTDで先制した。しかし、前半だけで3つのファンブルをしてチャンスを潰し、最後のファンブルは敵陣16ヤードからファンブルリカバーリターンTDを許してしまう。それでも第4クォーターに逆転するが、49ヤードのウィニングFGを決められジ・エンド。
QBジェイソン・キャンベルは18/26の208ヤード。決して悪い成績ではない。RBクリントン・ポーティスは129ヤードを走った。総ネットヤードはセントルイスの200ヤードに対し368ヤードと圧倒しただけに、気の緩みが不用意なターンオーバーに繋がったのかもしれない。
ジム・ハスレット新HCの元で今季初勝利を飾ったセントルイス。QBにマーク・バルジャーを戻したが決して攻撃が立て直せたわけではない。バルジャーは15/26で136ヤードと満足できる数字ではない。RBスティーヴン・ジャクソンも22回で79ヤードと際立つ成績は残せていない。それでもターンオーバーを奪われず、逆にターンオーバーをもぎ取ったことは評価に値する。HCが替わり士気が上がったことが窺えるが、問題はこれから。戦力的には課題山積なので、手腕が問われるのはこれからだろう。

◎Jac 24-17 Den

開幕80ヤードのTDドライブを決めたデンバーだが、その後3シリーズ連続ターンオーバーを喫しモメンタムを失った。QBジェイ・カトラーは21/37の192ヤード2TD1INTとまずまず。RBマイケル・ピットマンが20回109ヤードを走る活躍を見せた。しかし、守備が総ネットヤード416ヤードを許し、特に最後のドライブで5分46秒消費されて試合が終わってしまった。守備の再建が出来なければ今後の戦いが厳しくなりそうな気配だ。
ジャクソンヴィルはRBフレッド・テイラーが開始早々に負傷したもののRBモーリス・ジョーンズ・ドリューが22回125ヤード2TDの大活躍で勝利した。QBデイビッド・ギャラードも25/34で276ヤード1TDの好成績を残した。これで星を五分に戻したが混戦となりそうな地区だけにこの調子を保てるか気になるところだ。

◎Dal 24-30 Ari OT

いきなりアリゾナのキックオフリターンTDで開幕した試合。前半は3つのターンオーバーと9つのパントという目まぐるしく攻撃権の替わる展開。後半は一転してTDを取り合った後、アリゾナが10点のリードを奪うもダラスが残り3分17秒から10点取ってオーバータイムに持ち込んだ。ダラスがこの勢いのまま攻撃権を得て、このまま勝利するかと思われたがよもやのパントブロックリターンTDでアリゾナが勝利した。アリゾナは4つのTDのうち半数をスペシャルチームであげた。
ダラスのQBトニー・ロモは24/38で321ヤード3TDと素晴らしいスタッツ。しかしオーバータイムのプレイで右手小指を骨折しており、数試合の戦線離脱の可能性が高い。RBマリオン・バーバーは17回45ヤードとランでは精彩を欠いたが、11回128ヤードとレシービングで活躍した。キャッチアップした能力の高さは目を見張るものがあったが、スペシャルチームの出来の差が勝敗を分けた形だ。
アリゾナはQBカート・ワーナーが22/30で236ヤード2TD1INTとまずまずの成績。ランはRBエジャリン・ジェームズの9回29ヤードが最高と振るわなかった。WRアンクワン・ボールディンが欠場していたが、代役のWRスティーヴ・ブレストンが8回102ヤード1TDと活躍した。一時は10点差付けた試合をオーバータイムまで持ち込まれる展開には課題が残った。やはりラッシングゲームの確立ができるかどうかが鍵になりそうだ。
ペナルティが両チーム12回ずつと審判の目立つ試合でもあった。

◎Phi 40-26 SF

第3クォーター終了時には26-17とリードしていたにもかかわらず第4クォーターだけで23点を奪われて逆転負けしたホームのサンフランシスコ。それまで4FGと詰めの甘さは見せていたものの優位に試合を運んでいただけに第4クォーターに逆転された後に連続3ターンオーバーの崩れ方はもったいなかった。
サンフランシスコのQBのJ.T.オサリバンは17/30で199ヤード2INT1ファンブルロスト。キャッチアップ後に崩れたのが痛い。RBフランク・ゴアは19回101ヤード1TDと結果を残した。フィラデルフィアのブリッツ多用のディフェンスにシフトの多用などでうまく対応していたが、フォルトスタートなど10回のペナルティに繋がったのが残念だ。
フィラデルフィアはタイムオブポゼッションが26分41秒に留まり決して完勝とは言えない内容だ。QBドノヴァン・マクナブは23/36で280ヤード2TD1INTとそこそこの結果。RBブライアン・ウェストブルックを欠いたがRBコレル・バックハルターが18回93ヤードのランと7回85ヤードのレシーブで活躍した。WRデショーン・ジャクソンは6回98ヤード。アンディ・リードHCは前半終了間際に無駄な攻撃を行って自滅することがある。この試合でも残り29秒から8点リードの場面で自陣20ヤードから攻撃して行った。54ヤードのFGトライに繋がったがこれをブロックされてリターンTDを許した。時間を流してもいい場面に思えただけに、負けていたら重大な敗因に挙げられただろう。

◎GB 27-17 Sea

QBチャーリー・フライに多くを求めるのは酷である。シアトルはQBの相次ぐ怪我で第3QBのフライを先発に据えたが、13/23で83ヤード2TD2INTの成績に終わった。第4クォーターに2連続インターセプトを喫してキャッチアップの機会を失った。総ネットヤードがわずか177ヤードでよく17点も取ったものだ。
グリーンベイは連敗を3で止めた。QBアーロン・ロジャースは21/30で208ヤード2TD、RBライアン・グラントは33回90ヤード、タイムオブポゼッションは37分26秒と圧倒したが、相手に助けられた面も多分にある。これで復調と手放しでは喜べない。次週ホームにインディアナポリスを迎えるだけに真価が問われそうだ。

◎NE 10-30 SD

サンデーナイトゲームは昨シーズンのAFCチャンピオンシップの再現。守備の不調に頭を悩ませるサンディエゴとQBトム・ブレイディを欠くシーズンとなったニューイングランドの対戦だったが、試合はサンディエゴの作戦勝ちだった。
サックは4回に留まったがブリッツを多用し徹底的にQBマット・キャセルにプレッシャーを掛け続けた。またラン守備に力点を置き、RBサミー・モリスを10回26ヤード、RBケヴィン・フォークを8回48ヤードに抑えた。攻撃はもちろんだがこの勝利は守備によるところが大きい。特に後半最初のドライブでサンディエゴ陣1ヤードまでニューイングランドが迫りながら4回の攻撃をことごとく跳ね除けた守備は見事だった。このダウンズの後の攻撃でTDを奪った時点で勝負あったと言えるだろう。
サンディエゴオフェンスは、QBフィリップ・リヴァースが18/27で306ヤード3TDと活躍した。RBラダニアン・トムリンソンは20回74ヤードともう一つといったところ。WRヴィンセント・ジャクソンが5回134ヤード1TDとブレイクした。
ニューイングランドは、QBマット・キャセルが22/38で203ヤード1INTと苦しんだ。WRランディ・モスは3回26ヤードといいところなく終わった。
この試合に賭けていたサンディエゴが狙い通りに勝利したが、これでようやく3勝3敗。これから勢いに乗れるかどうかが注目だ。一方、ニューイングランドは苦しみながらも3勝2敗と勝ち星が先行している。ただ相手チームに目標とされているだけに、苦しい試合が続いている。キャセルでどこまで戦えるのかも気になるところだ。

◎NYG 14-35 Cle

マンデーナイトはアップセットと言える結果だった。無敗のジャイアンツが1勝3敗と苦しんでいたクリーヴランドに土を付けられた。ただクリーヴランドはこれまで攻撃面で苦しんでいたが本来これくらいの力は持っていたし、ジャイアンツも対戦相手に恵まれたりと出来過ぎだったので、驚くほどの結果とは言えない。
クリーヴランドは、QBデレク・アンダーソンが18/29で310ヤード2TDと活躍した。特にインターセプトを許さなかった点が評価できる。RBジャマール・ルイスは21回88ヤード1TDとボールコントロールに貢献した。際立つパフォーマンスを見せたのはWRブレイロン・エドワーズで5回154ヤード1TDと素晴らしい数字を残した。
ジャイアンツのQBイーライ・マニングは18/28で196ヤード1TD3INT。前後半ともに最初のドライブでインターセプトを喫し、特に後半のそれはモメンタムを失わせるものだった。更に追い上げを見せていた第4クォーター残り8分22秒敵陣9ヤードでのインターセプトはCBエリック・ライトにリターンTDされ試合を決定付けられた。RBデリック・ワードが10回101ヤード、RBブランドン・ジェイコブスが14回67ヤードとグラウンドアタックには成功していただけに不用意なパスが試合を落とす要因となった。WRスディーヴ・スミスは9回94ヤードと活躍したが、ベテランWRアマニ・トゥーマーはノーキャッチに終わった。


アニメ感想:TYTANIA 第2話「天の城(ウラニボルグ)の四公爵」

2008年10月18日 22時17分58秒 | 2008秋アニメ
原作はおよそ20年前に刊行されている。当時読んだきりなのでおぼろげな記憶しか残っていないが、アニメを見ているとなんとくな思い出すこともある。これを機に原作を読み返してみようかと思った。
原作に忠実かどうかは分からないが、田中芳樹らしさはアニメに漂っている。1話の時も述べたが、『銀河英雄伝説』っぽさは残っている。それが古臭さに繋がっているのも事実だろう。

タイタニア一族とファン・ヒューリック。対照的な存在を対比的に描く手法は手堅い演出と言える。ただどうしても『銀河英雄伝説』と比較してしまい、そのキャラクターの薄さが気になってしまう。タイタニアの後継者候補4人を簡単に言葉で説明できてしまうというだけでそれが窺える。もう少しこの作品ならではの魅力が見えてこないと辛いところだ。