奇想庵@goo

Sports, Games, News and Entertainments

感想:風の少女エミリー 第20話「青春の階段」

2007年08月20日 15時37分13秒 | 2007春アニメ
時間の進み方が極端に早くなった今回。いきなり三度目の夏となり進路のことを1話で描き切った。エミリーとエリザベスの関係が大きく見直される内容だった割に、駆け足となってしまった印象を受けた。もちろんこれまでに積み上げてきたものが背景にあるのは分かるが、この作品のかなり重要な部分を雑に描写したという感は否めない。
子供向けの作品なのだから尚更進学の意味をもう少し抑えておくべきだったろう。当時の時代背景や女性の地位などの観点がないと分かりにくいと思う。エリザベスの考えが本当に古臭いのかどうかももっと多面的に描いて欲しい場面だった。エミリーのことを考えて、自身の考えを変える部分も何が心境の変化をもたらしたか見えてこない。二人の約束に関しても、空想を描いてはいけないというエリザベスの思いは今の我々には理解しにくい。もっと見る者にそれを伝える努力が必要だろう。丹念に描いていた作品だけに、重要なところでのこの体たらくは残念に思う。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿