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ショートトラック男子500m・女子1000m・男子5000mリレー

2006年02月26日 05時58分53秒 | トリノ五輪
・男子500m
安賢洙の三冠を阻んだのはやはりApolo Anton OHNOだった。5人での決勝戦。インコースのOHNOはフライング気味のスタートだったが判定は問題なし。OHNOの後方にカナダのFrancois-Louis TREMBLAYとEric BEDARDの二人がぴったりと続く。安はスタートに出遅れ、最後尾からこの短距離を戦うこととなった。
なかなか追い上げられないまま最終ラップ、ようやく安が3位に浮上。しかし、もう最終コーナー。安は抜いたBEDARDの猛追をかわすのが精一杯だった。
アメリカの星Apolo Anton OHNOはようやく金メダルを手にした。ソルトレークシティーでは1000mで金メダルを取ったが疑惑の判定がつきまとっていた。今回もフライング気味というちょっとした疑惑は残ったが、まあ文句ない優勝だ。

寺尾悟は準決勝まで残ったものの、決勝進出はならず。スタートでわずかに遅れたことが致命傷となってしまった。

・女子1000m
韓国二人、中国二人と中韓の対決となった決勝戦。中国勢が先行し、韓国勢はそれについていく。仕掛けたのは残り2周となってから。韓国勢二人が中国の二人目にいた楊揚に襲い掛かる。残り1周で韓国の二人は楊揚をかわして今度は500m金メダリスト王濛を追撃する。1500m金メダリスト陳善有は見事に王濛を抜き去り、ゴール前で王濛と崔恩景がほぼ並んで走り抜けた。しかし、結果は崔が失格となり、3位に楊揚が入った。二人の金メダリストの軍配は陳善有に上がった。

繰り上げとはいえ楊揚の銅メダルには感銘を受ける。中国に冬季五輪初の金メダルをもたらした彼女は女子ショートトラックに一時代を築いた。金と銀を2個ずつ持つ彼女も29歳。1500mのB決勝での走りは衰えを感じさせるものだった。大楊揚と呼ばれ、国民的尊敬を集めた彼女の走りもこれで最後だろう。リレーでは失格となってメダルを手に出来なかったが、ここでそれを取り戻すことができた。

二十歳の小澤美夏は準々決勝で好走を見せ準決勝進出。しかし、準決勝では力の差を見せ付けられ最下位で敗退となった。

・男子5000mリレー
5ヶ国による激闘となった。優勝争いは五輪二連覇中のカナダと最強軍団韓国のマッチレース。リレーワークに勝るカナダが優位に進んだが、アンカー安賢洙が残り1周で一気に抜き去り見事に優勝に輝いた。
3位争いはアメリカと地元イタリアの一騎打ち。イタリアの大健闘に女子に続くメダル獲得なるかと思われたが、アンカーApolo Anton OHNOが最後にイタリアをかわしてアメリカにメダルをもたらした。
中国はスタートに出遅れたのが響いて大差の5位となってしまった。


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