きっかけは、ファミ通のクロスレビュー。丁度何か新しいゲームがやりたいときに目に留まった。
当時は頻繁にネットを見ていたわけではないが、たまたまそのソフトについて知りたくなって、発売元の公式サイトを覗いて興味を持った。
発売日に購入。
友人にそのゲームのことを話したら、電プレで取り上げられていると教えてもらい、初めて電プレを買った。そこに製作元の公式サイトのことが書かれていたので行ってみた。
開発者自身が、掲示板に書き込んだ人たちに丁寧なレスをしていることに驚いた。
そのゲームは知名度は皆無に等しかった。ジャンルもよく分からない。パッケージを見てもどんなゲームか想像しにくい。限りなくマイナーなゲーム。
でも、そこには、昔ファミコンの時代に将来こんな風にゲームは進化していくんじゃないかと思い描いていたような、そんな思いを抱かせるものが確かにあった。グラフィックが激変し、ボリュームも増え、音声も当たり前になったが、ゲームから新しさを感じなくなっていた時に、それが世に出た。
本来埋もれて当然だった作品が、特にネットのクチコミを主体に徐々に変わっていく。このゲームに触れたプレイヤーの多くが、このまま埋もれさせてはならないという思いで、周りに宣伝しまくった。私も電プレの存在を教えてくれた友人に買わせた、そんな一人である。
そんな状況を一変させるかのごとき出来事が起こる。このゲームの設定を元にした、掲示板を使ったゲームが開始されたのだ。このゲームにハマったプレイヤーがいた反面、プレイヤーの期待を裏切るようなキャラクターの設定などが公開されたことに大きな反発が生まれ、ネット上では様々な意見が生まれることとなった。
私はこのゲームをきっかけに初めての書き込みをしたり、ほぼ毎日ネットを見る習慣となり、大いにハマったクチである。
この掲示板を使ったゲームが終わり、新たに始まったのは「祭り」だった。
公式サイトの掲示板を舞台に、開発者が仕掛けたゲームの次は、プレイヤーが祭りを始めたのだ。ゲームのネタを中心に、各キャラクターへの思い入れを語ったり、ショートストーリーを発表したり、ゲームを離れてファン同士の交流の話題など、毎日大量の書き込みがあった。
私もそんな祭りに参加した一人だった。書き込めばレスがもえらたし、そこには荒らしや煽りがほとんどなく、奇跡とも呼べる環境だった。いつしかその掲示板で、名前を覚えてもらえるほどの常連となっていた。
しかし、祭りはいつか終わる。いくつかの理由から公式掲示板の書き込みが減っていった。そんな中で、私は初めて自分のホームページを作った。幸運に恵まれ、公式掲示板で書き込んでいた常連さんたちが足繁く通ってくれるようになり、チャットや掲示板は賑わいを見せた。
多くの人にこのゲームを知らしめようという初期、このゲームにハマった人たちが一ヶ所に集まって盛り上がった中期に対し、個人のサイトに分散していった後期という分け方が正しいかどうかは分からないが、残念ながらこれ以降公式サイトが以前のような輝きを見せることはなかった。
それでもこのゲームの話題で盛り上がれる日々が続いた。私のサイトは攻略などはほとんどなく、基本的に公式サイトでの交流の延長だった。やがてオフ会の話となり、初めてのオフ会を開催した。その後、ほぼ毎月1回のペースで開催し、全国各地を飛び回ることとなった。
ゲームは発売当初予想さえしていなかったマルチメディア展開がなされ、CDドラマやTVアニメにもなったが、徐々にそうした動きについていけなくなる。
またネットゲーをプレイするようになり、徐々にサイト運営への情熱が失われていった。ネットゲーム内でもサイトで交流のある人たちと一緒にプレイしていたりもしたが、長い年月の間に減っていき、もうそのゲームの事も昔話で語る領域となってしまったのかもしれない。
発売当時は作らないとされた続編が発売されたが、やはり以前のようには楽しめなかった。他には味わえない新しさだとか、プレイヤー同士の交流は、もうネットゲームでしか感じられないのかもしれない。
当時は頻繁にネットを見ていたわけではないが、たまたまそのソフトについて知りたくなって、発売元の公式サイトを覗いて興味を持った。
発売日に購入。
友人にそのゲームのことを話したら、電プレで取り上げられていると教えてもらい、初めて電プレを買った。そこに製作元の公式サイトのことが書かれていたので行ってみた。
開発者自身が、掲示板に書き込んだ人たちに丁寧なレスをしていることに驚いた。
そのゲームは知名度は皆無に等しかった。ジャンルもよく分からない。パッケージを見てもどんなゲームか想像しにくい。限りなくマイナーなゲーム。
でも、そこには、昔ファミコンの時代に将来こんな風にゲームは進化していくんじゃないかと思い描いていたような、そんな思いを抱かせるものが確かにあった。グラフィックが激変し、ボリュームも増え、音声も当たり前になったが、ゲームから新しさを感じなくなっていた時に、それが世に出た。
本来埋もれて当然だった作品が、特にネットのクチコミを主体に徐々に変わっていく。このゲームに触れたプレイヤーの多くが、このまま埋もれさせてはならないという思いで、周りに宣伝しまくった。私も電プレの存在を教えてくれた友人に買わせた、そんな一人である。
そんな状況を一変させるかのごとき出来事が起こる。このゲームの設定を元にした、掲示板を使ったゲームが開始されたのだ。このゲームにハマったプレイヤーがいた反面、プレイヤーの期待を裏切るようなキャラクターの設定などが公開されたことに大きな反発が生まれ、ネット上では様々な意見が生まれることとなった。
私はこのゲームをきっかけに初めての書き込みをしたり、ほぼ毎日ネットを見る習慣となり、大いにハマったクチである。
この掲示板を使ったゲームが終わり、新たに始まったのは「祭り」だった。
公式サイトの掲示板を舞台に、開発者が仕掛けたゲームの次は、プレイヤーが祭りを始めたのだ。ゲームのネタを中心に、各キャラクターへの思い入れを語ったり、ショートストーリーを発表したり、ゲームを離れてファン同士の交流の話題など、毎日大量の書き込みがあった。
私もそんな祭りに参加した一人だった。書き込めばレスがもえらたし、そこには荒らしや煽りがほとんどなく、奇跡とも呼べる環境だった。いつしかその掲示板で、名前を覚えてもらえるほどの常連となっていた。
しかし、祭りはいつか終わる。いくつかの理由から公式掲示板の書き込みが減っていった。そんな中で、私は初めて自分のホームページを作った。幸運に恵まれ、公式掲示板で書き込んでいた常連さんたちが足繁く通ってくれるようになり、チャットや掲示板は賑わいを見せた。
多くの人にこのゲームを知らしめようという初期、このゲームにハマった人たちが一ヶ所に集まって盛り上がった中期に対し、個人のサイトに分散していった後期という分け方が正しいかどうかは分からないが、残念ながらこれ以降公式サイトが以前のような輝きを見せることはなかった。
それでもこのゲームの話題で盛り上がれる日々が続いた。私のサイトは攻略などはほとんどなく、基本的に公式サイトでの交流の延長だった。やがてオフ会の話となり、初めてのオフ会を開催した。その後、ほぼ毎月1回のペースで開催し、全国各地を飛び回ることとなった。
ゲームは発売当初予想さえしていなかったマルチメディア展開がなされ、CDドラマやTVアニメにもなったが、徐々にそうした動きについていけなくなる。
またネットゲーをプレイするようになり、徐々にサイト運営への情熱が失われていった。ネットゲーム内でもサイトで交流のある人たちと一緒にプレイしていたりもしたが、長い年月の間に減っていき、もうそのゲームの事も昔話で語る領域となってしまったのかもしれない。
発売当時は作らないとされた続編が発売されたが、やはり以前のようには楽しめなかった。他には味わえない新しさだとか、プレイヤー同士の交流は、もうネットゲームでしか感じられないのかもしれない。