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感想:アイドルマスター XENOGLOSSIA 第17話「迷子の兎」

2007年07月25日 20時57分03秒 | 2007春アニメ
さすがに限界。本来キャラクターは描写を積み上げて作られるものだが、この作品の場合非常に唐突にキャラクターは行動する。人は様々な要因で行動が決まるものなのに、この作品中では一つの理由だけで行動するのが当たり前となっている。厳しい言い方になるが、作り手の思いつきで場当たり的にキャラクターが行動する痛々しさが見ていて感じられる。
「舞-乙HiME」の制作スタッフが主体だそうだが、「舞-乙HiME」にも同様の傾向が強かった。ただそれでもなんとか見られたのは、折に触れてカタルシスを得られるような戦闘シーンがあり、それによって持たせたという印象がある。人間ドラマという面では酷いレベルだったけれど戦闘描写は素晴らしかった。しかし、このアイマスの場合はその良かった面が消え去り悪い面ばかりが目立つようになってきた。キャラクターのもともと持っていた人気におんぶに抱っこされて成立している作品であり、作り手の自己満足しか感じられない物語と言えるだろう。


感想:らき☆すた 第16話 「リング」

2007年07月24日 18時59分15秒 | 2007春アニメ
Aパートは基本的に教室内でのダベリのみ。4人の会話を聞いているだけで十分楽しめるのがこの作品らしさだろう。Bパートのメインはこなたのコスプレ喫茶。つか、ハルヒコス(SOS団コス)喫茶、行ってみて~と思ったり思わなかったり。ハルヒと長門は声優一緒だし、ここまでやるかって感じで楽しめた。ダンスシーンもさすが。
らっきー☆ちゃんねるは、小神あきらビッグショー……カラオケボックスで。哀愁たっぷり。『三十路岬』の曲はエンディングでも使われた。こちらは実写で。白石の実写エンディングよりはマシだけど、実写エンディングと言えば「セイントオクトーバー」が強烈だったのでインパクトはあまりなし。あれくらいやってくれないと(笑。


感想:ぼくらの 第14話「迷い」

2007年07月24日 18時56分09秒 | 2007春アニメ
中盤になり設定がいろいろと明らかになってきた。その分、話の中心が子供たちから離れてしまった印象だ。これまで戦うキャラクターをメインに据え、その子供の抱えているものを描く方法を取ってきた。子供たちが特殊すぎてリアリティを感じないなどの問題はあったが、戦うことに関して見る側と気持ちが共有できる部分もあった。焦点が子供たちから離れ、大人の世界を描き出し始めたがここでも真っ当な存在が見出せずに強い違和感を覚えてしまう。ある程度それは作り手の意図なのだろうが、その狙いが成功しているとは思えない。
作品のにおいは「エヴァ」に近いものを感じる。けれども、「エヴァ」は見る者の身近な存在足りえたが、時代性の違いもあってか「ぼくらの」には著しい距離感を持ってしまう。その遠さが何らかの役割を果たすのかどうか。作り手の意欲は感じられるが、それだけでは意味が無い。


感想:ハヤテのごとく! 第17話「あなたのためにメイっぱいナギ倒します」

2007年07月23日 00時28分33秒 | 2007春アニメ
今回はナギが人生経験を積むためにマリアらの手伝いをする話。基本的な流れは非常にベタな内容だ。掃除するとぶち壊しまくってかえって散らかるし、買い物に行くと財力に物を言わせて店ごと買い取るし、料理の腕は殺人級のためすべてハヤテがこっそりと入れ替えているし。
まあそういったベタな部分はともかく、ナギが漫画を描くことに抱く執着は結構面白く描けていたと思う。まあ出版社買い取ればとは思うけど(苦笑。伏字ネタもファーストガンダムなど分かりやすいものが多かったのでついていけたかも。


感想:天元突破グレンラガン 第17話「あなたは何もわかっていない」

2007年07月23日 00時26分26秒 | 2007春アニメ
獣人を倒し人類を地下から解放して7年後の世界。ロージェノムの遺した言葉「百万の猿が地上に満ちる時、月は地獄の使者となりて螺旋の星を滅ぼす」に不安を感じながらも失われた科学や文明を取り戻し発展を遂げていた。英雄シモンは総司令官となり、当時の面々も政府の要職についていたが、ヨーコらは街を去っていた。
シモンはニアにプロポーズし、ニアもそれを受け入れるが、ついに100万人目の人類が誕生したとき突如正体不明の敵が来襲、シモンはグレンラガンでそれを迎え撃つ。グレンラガンを元に作られた新型機では歯が立たなかった敵もシモンの敵ではなかった。しかし、砕け散った敵の破片が爆発し街は火の海になってしまう。そして、人類を滅ぼすという月の勢力の言葉を告げるために現れたのはニアだった。

感覚的にはグレンラガン2といった印象だ。7年という月日は大きな変化を生み、特にロシウはシモンの補佐をしながらも自らの理想に向けて行動している。この二人の対立とニアの救出が当面の物語の柱となりそうだ。これまではノリとテンポでハチャメチャなものを力技で見せていたが、今回は比較的普通のSFアニメといった感じだった。このままシリアスなSF的展開が続くのか、以前のようなノリに舞い戻るのかも注目どころ。この第3部の評価はもう少し見てからだろう。


感想:大江戸ロケット 9発目「恋愛で勝負」

2007年07月22日 23時51分39秒 | 2007春アニメ
Puffyの主題歌は耳に残るし、独特の雰囲気は嫌いじゃないんだけど、インパクトに欠けるきらいがあるのも事実。全体に間延びした印象が強い。今回もロケットの試行錯誤を軸に、銀次郎とソラの逢引と勘違いしたり、お伊勢や赤井らが絡んですったもんだを繰り返すという内容。ラストに向けて毎回少しずつ進展していく感じだが、1話毎のメリハリに欠けるため強く惹きつけるものがない。何度も言うけれど全26話にしては話の膨らみが乏しく思えてしまう。


感想:ラブ★コン 第14話「マイティにキュン死にや!」

2007年07月22日 23時50分25秒 | 2007春アニメ
大谷の家にお見舞いに行き、ファーストキッスをしたにもかかわらず覚えていないと言われたリサ。乙女ゲーで美形キャラに癒されているリサとそれを見て引きまくる家族の様子は壮絶(笑。
そんなこんなで3年生に。1年の頃からスタートしているのでいかに早い展開か分かるというもの。そして、新キャラ登場。乙女ゲーの美形キャラそっくりの副担任マイティだ。キザな台詞と行動で女子からは人気の的、男子からは引かれっぱなしの存在だが、リサは「キュン死に」状態。とはいえ、ゲームキャラと同じで癒されるだけと発言するなど冷静に見ている面も。
そんなリサの態度にちょっとムカつく大谷。でも、リサはキスしたことを覚えていない大谷にとうとう切れてしまい、思いっ切り唇を奪うと、もう諦めると言って逃走する。

このところニブちん大谷に対しかなり積極的にアプローチしていたリサという構図だった。進展してないわけではないが、大谷の鈍さは神がかっていてリサが切れるのも仕方なし。ノリとテンポは相変わらずGood。次回も楽しみだが、来週は「コードギアス 反逆のルルーシュ」の特別放送(24話&25話)なのでお休みだ。


感想:電脳コイル 第11話「沈没!大黒市」

2007年07月22日 23時49分01秒 | 2007春アニメ
ここ最近のシリアスな話から一転して、ダイチ主役の破天荒な回となった。金策が必要なダイチはメタバグを手に入れるためイサコがやったと言われるイリーガルからメタバグを取り出すことに挑む。何故か古い空間の場所が分かる京子の道案内で、まんまと非常に小さなイリーガルを捉えることに成功した。この金魚型のイリーガルは自らの周囲に水のような擬似空間を作り出して生きていた。ダイチはこのイリーガルを育てるためにテクスチャーのかけらを集めてせっせと餌として与えた。空間と共に徐々に大きくなっていったイリーガルは、ある朝一気に巨大化し、街の上空にどんどんと空間を広げた。セキュリティシステムのキュウちゃんもこの空間に取り込まれイリーガルに食われてしまう。この事態を食い止めようとしたハラケンのおばちゃん(玉子)はサッチーで対抗しようとするが通用しない。
デンパからダイチを助けてと依頼されたフミエとヤサコはダイチを連れた玉子と出会う。そこへ現れたメガばあ。玉子と知り合いだった事実(そして過去に何かがあったらしいこと)も判明し、玉子が頭を下げることでメガばあが解決するためのメタタグを作る。そのメタタグを奪ったフミエは、ダイチの解放を要求してダイチを助け、次にダイチに土下座させて謝らせる。この辺りのフミエの黒さはかなり印象的。そのメタタグによって事件は解決するが、ダイチが懲りてないってところで今回は終了。

おそらくこのアニメを見ていない人にはここに書いたあらすじは理解不能だろう。電脳世界にまつわる様々な設定に都市伝説といった噂話の面白さを加え、子供たちの日常に密着した存在と化している様子をうまく描いているだけに、病みつきになるほどの面白さだけど、ちゃんと毎回見ていないとついていきにくい欠点も持ち合わせている。
今回は本筋には絡んでいないが、それでもいくつかの謎が明らかにされ、また新たな謎が提示されたりしている。こうした見せ方も非常に上手い作品だ。


感想:地球へ… 第16話「赤い瞳 蒼い星」

2007年07月22日 23時46分48秒 | 2007春アニメ
「『日常』と『非日常』」の記事で書いたように、この作品は「日常」部分の積み重ねに欠けるため、そこで生きているはずのキャラクターへの思い入れが生じにくい。ナスカに残りたいという若いミュウたちの気持ちも伝わってこないし、ブルーのフィシスに対する感情も漠然としたものにしか見えない。一方、キースの意思も見えにくく何のために戦うのかという部分ははっきりしない。これまでキースを描いてきた意味が見出せない。
どのような結末が待ち受けていようと、その結末を見る者に納得させるにはそこまで積み上げてきたものがなければならない。16話まで見て、作り手のそうした意思が見えてこない。その場その場を描くだけで、何を見せたいのかという思いが届いていない現状がとても残念に感じてしまう。期待していたけれど、潮時に感じる。


感想:おおきく振りかぶって 第15話「先取点」

2007年07月22日 23時45分13秒 | 2007春アニメ
1回裏の三橋の登板と2回表の西浦の攻撃で30分終了。細かな演出の積み重ねで試合のリアリティを形成しているのは見事だが、進行の遅さがもどかしくなるのもこの作品の特徴だ。阿部のリードの巧さ、田島の野球センスの良さは実際のプレイで表現している。その中で花井のキャラクター性もなかなかユニークに見える。経験もあってそれなりに上手いし、自信も持っている。それだけに田島のセンスに驚くことで田島の凄みを演出する存在となっている。また、花井は常識を弁えているし、リーダーシップもあって、今時の高校野球部員の最もよくいそうな感じをかもし出している。つまり、花井というキャラがいることで他のメンバーの特異性が表出していると言えるだろう。