ようやくシュガはチャグム生存の確信を得る。しかし、報告すべき第一皇子は既にこの世を去った後だった。それは同時に王の後継者の喪失であり、皇子の死は隠されていた。チャグムは殺すべき存在から国の救い手と変わっていくが、それでもチャグム奪還に際してバルサは殺すべき存在だった。
バルサとチャグムが死んだと偽装して以来、物語は非常に緩やかに進行し、日常を丁寧に描いていた。徐々にバルサの側からシュガの側へと話の軸が移り、今回はほとんどシュガたちの視点から描かれている。ようやく物語が大きく展開していきそうな気配だが、まだ今回もそれに向かってぐっと凝縮しているような感じだ。これが弾けた時をどう描くかがこの作品の肝となる。これまで積み上げたものを上手く生かして楽しませて欲しいものだ。
バルサとチャグムが死んだと偽装して以来、物語は非常に緩やかに進行し、日常を丁寧に描いていた。徐々にバルサの側からシュガの側へと話の軸が移り、今回はほとんどシュガたちの視点から描かれている。ようやく物語が大きく展開していきそうな気配だが、まだ今回もそれに向かってぐっと凝縮しているような感じだ。これが弾けた時をどう描くかがこの作品の肝となる。これまで積み上げたものを上手く生かして楽しませて欲しいものだ。