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感想:ぼくらの 第14話「迷い」

2007年07月24日 18時56分09秒 | 2007春アニメ
中盤になり設定がいろいろと明らかになってきた。その分、話の中心が子供たちから離れてしまった印象だ。これまで戦うキャラクターをメインに据え、その子供の抱えているものを描く方法を取ってきた。子供たちが特殊すぎてリアリティを感じないなどの問題はあったが、戦うことに関して見る側と気持ちが共有できる部分もあった。焦点が子供たちから離れ、大人の世界を描き出し始めたがここでも真っ当な存在が見出せずに強い違和感を覚えてしまう。ある程度それは作り手の意図なのだろうが、その狙いが成功しているとは思えない。
作品のにおいは「エヴァ」に近いものを感じる。けれども、「エヴァ」は見る者の身近な存在足りえたが、時代性の違いもあってか「ぼくらの」には著しい距離感を持ってしまう。その遠さが何らかの役割を果たすのかどうか。作り手の意欲は感じられるが、それだけでは意味が無い。


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