外科医 アンチエイジングに目覚める!?

目指そう サクセスフル・エイジング !

抗糖化 で 減らせAGEs 

炭水化物も要注意    

目からウロコのおはなし 1

2010-02-23 21:49:50 | ひとりごと 医療系

もう5年前になります。

その日、大きなウロコが筆者の目から剥がれ落ちました。



それは京都府保険医協会が、のちに「湿潤療法」で知られるようになった

夏井先生の講演会を開催してくれた日。


それまで、筆者も疑問に感じていた「傷の消毒」に対して

「消毒とガーゼ撲滅!!」と声を大にして訴える先生は、

実際の数々の症例を提示されました。


その治癒経過のなんと素晴らしいこと!



この講演会以後、迷うことなく筆者も

「消毒とガーゼ撲滅!!運動」に加わったのでした。


以下に、その講演で使用されたテキストを掲載します。



要点は、

   1 傷口の消毒は、百害あって一利なし。

   2 ガーゼは傷の治りを遅くするだけ。

   3 水道水で洗うだけで、よろしい。
    (もちろん傷に異物があれば、除去が必要。)

と、なります。 


今までの常識は、いったいなんだったのか!?


その昔、ヨーチンをたっぷり傷口に付けて、

フ~フ~吹きながら痛みに耐えたのは、いったいなんだったのか!?


懐かしくも、ただただ愚かだったということでした。









コード・ブルーを観ていて・・・

2010-02-22 21:30:54 | ひとりごと 医療系
とうとう


TVに向かって


悪態ついてしまった・・・・・



・・・・・おい、おい、落ち着け・・・・・




ただのTVじゃんか・・・



・・・ん?


だったらいいんだけど




・・・・・緋山、可哀想になぁ・・・・・



結果がすべて・・・・・か




モンスター・ペイシェントは


増殖中なのだよ



医療崩壊は まだまだ と ま ら な い 

アルツハイマー病とAGEs

2010-02-09 16:27:26 | AGEs

抗加齢のセミナー参加報告の記事に、


 アルツハイマー病でのAGEsの関与をフロアから質問すると、

 「まだ、余り表沙汰になっていない。」と

 微妙なお答えを戴いた。



と記載しました。



藤田先生がおっしゃっているのは、

『アルツハイマー病とAGEsの関係は、

 まだ、余り表沙汰になっていない』

ということなのです。


で、『余り表沙汰になっていない』事柄を

ここで取り上げると、いつぞやのように、

「変に不安を煽るのはいかがなものか?」と

メールを頂戴したりしますので、


以前(2009.6.12)には、

Advanced Glycation Endproducts(AGEs) Series1

として、関連文献だけリンクさせておいたのですが


藤田先生の講義で、認知症の80%がアルツハイマー病であり、

その予防の必要性に言及されておられたこともあり、

今回は、はっきりと申し上げることにします。


AGEs蓄積はアルツハイマー病の発症に関わっています


なお、このことと関連して、

先日面談したY教授の研究室のHPには


 これらAGEsの生体内蓄積には下記疾患への影響があげられます。

  糖尿病性網膜症
  糖尿病性腎症
  糖尿病性神経障害
  動脈硬化症
  骨粗鬆症
  アルツハイマー病
  神経変性疾患
  癌
  皮膚硬化



というふうに、はっきりと記されていますので、

もはや隠しておく必要もないでしょう。


Y教授の研究室HPへは → こちらから





以下の図は、参考までに。




    AGEsのアルツハイマー病の病態への関与
   (佐々木,AGEs研究の最前線(メディカルレビュー社)より)






関連する記事:抗加齢のセミナー参加報告



創立2周年記念、AGE Readerによる皮膚AGEs測定の実際は こちらから

当ブログの重要点『抗糖化』等に関してはこちらにまとめてあります。
なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。

会員記事要約 : 食材そのものの栄養価が低下している!

2010-02-08 23:10:12 | サクセスフル・エイジング
非常に深刻な事態です。

可食部100gあたりの含有量の比較ですが、

・・表・・

2000年ではなんと、7%しか含まれていない!



もうひとつの問題は、1年中、多くの野菜が販売されていること。

実は、ここにも栄養素の含有量低下があります。


・・・・・・・・

いずれにしても、野菜の摂取量は少ないといわれるのに、

このような事態が進行しているために、

潜在的ビタミン欠乏症となっている人々が

実はたくさんいるのです。


その症状とは、

 ・・・・・・・・・・



オマケに、

精神的ストレス過剰社会においては、

体内での抗酸化ビタミンが大量に消費されてしまいます。




11日に東京まで出かけて

血液検査データの読み方をお勉強して参ります。

それにより、各人に必要な栄養素を的確に指摘できるようになりますので、・・・・・・






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☆食材そのものの栄養価が低下している!

2010-02-08 22:42:45 | 【 転ばぬ先の杖 】

非常に深刻な事態です。

可食部100gあたりの含有量の比較ですが、


           成分       1950年   2000年

セロリ       ビタミンC       30mg      7mg

アスパラガス  ビタミンB2      0.3mg   0.15mg

タマネギ     カルシウム       40mg     21mg

ニンジン     ビタミンA     4050mg    280mg


ニンジンに含まれているビタミンAなどは1950年を100%とすると、

2000年ではなんと、7%しか含まれていない!



もうひとつの問題は、1年中、多くの野菜が販売されていること。

実は、ここにも栄養素の含有量低下があります。

ビタミンCに関しては、

ホウレンソウでは、2月(73mg)と8月(9mg)では8倍の差、

トマトでは、7月(18mg)と1月(9mg)では2倍という差が出ています。


旬の食材をしっかり食べることが、なによりも大切といえます



いずれにしても、野菜の摂取量は少ないといわれるのに、

このような事態が進行しているために、

潜在的ビタミン欠乏症となっている人々が

実はたくさんいるのです。


その症状とは、

疲労 食欲不振 抑うつ気分 イライラ

頭痛 動悸 物事に集中できない
 などなど。


思い当たる症状はなかったですか?


オマケに、

精神的ストレス過剰社会においては、

体内での抗酸化ビタミンが大量に消費されてしまいます。




実は、2月11日に東京・浜松町まで出かけて

血液検査データの読み方をお勉強して参ります。


一般・生化学データだけからでも、

ビタミン類をはじめとした不足栄養素が読み取れます。


それにより、各人に必要な栄養素を的確に指摘できますので、

検診などの血液データをメールでお知らせくだされば、

何が不足しているかをお示しできることになります。


乞うご期待。



抗加齢のセミナー参加報告

2010-02-08 22:08:44 | サクセスフル・エイジング

昨日は大阪で日本抗加齢医学会の講習会。

10時~16時半まで、昼の休憩を挟んで6つの講義。


脳と心のアンチエイジング」と題して最初に話されたのは

京都・百万遍にあるルイ・パストゥール医学研究センター長の藤田先生。


いやぁ、こんなところでお会いするとは!

第1病理学教授として大学で講義を受けたのは30年近く前のこと。

さすがに外見はお歳を召されたが、

講義に入ると名調子は昔のまんま

いやぁ、感激した。


脳研究がご専門なので、脳のアンチエイジング。

動脈硬化性認知症とアルツハイマー病を講じられた。


アルツハイマー病でのAGEsの関与をフロアから質問すると、

「まだ、余り表沙汰になっていない。」と

微妙なお答えを戴いた。





続いて、「栄養・食事療法」と題しての市川先生。

先日面談戴いたY教授と同じ大学で教授をされている。

この講義は非常に深刻な問題を投げかけるものだった。



米国では国をあげての食生活改善によって、

心冠動脈疾患と脳卒中による死亡率がドンドン低下。

癌による死亡も低下してきている。

ひるがえって、わが国の現状は問題山積みという




1950年と2000年との野菜の栄養価比較には

愕然とする思いであった。

素材そのものの栄養価が低下しているのだ。

これでは、いくら野菜を食べても、

必要なビタミン量を摂っていることにならない!


実はこの話題、

先日Y教授もお話になられていた事でした。

詳しくは【転ばぬ先の杖】にて。




ついで、「アンチエイジングドックの診断と治療」と題した講義は、

橋本病院院長・望月先生。


健康長寿からの脱落がいかにして発生するか?

老化度を評価するために用いるのは以下の5つ。

血管年齢・筋年齢・骨年齢・ホルモン年齢・神経年齢


老化の危険因子としては以下の5つ。

酸化ストレス・身体ストレス・生活習慣・代謝・免疫能



筆者が調べてきたのはAGEs年齢であり、糖化ストレスであるが、

測定機器(AGE Reader)が普及すれば、今後、

老化度評価の一項目に加わるかもしれない。


治療の柱は、運動と食事であるのは言うまでもないが、

詳しくは【転ばぬ先の杖】にて。




午後からの講義の最初は、京都府立医大眼科・木下教授が

眼のアンチエイジング」について講義。

正常眼圧緑内障・糖尿病性網膜症・白内障・ドライアイと、

さらには、加齢黄班変性(AMD)について。

眼に良い食べ物の紹介もなされた。




つぎは、近畿大学医学部奈良病院皮膚科・山田教授が、

見た目のアンチエイジング up to date」と題し講義。


「どうすれば若々しくしていられるか?」の例としては、

ここでも以前紹介したアカゲザルの写真が登場した。

皮膚のアンチエイジングに関する知識を、いくつかいただいた。




最後の講義は「運動とアンチエイジング」。

京府医・予防健康医学の高波准教授が講じられた。


加齢による骨格筋の減少を防ぐことが重要で、

厚労省の「健康づくりのための運動指針2006」を紹介された。



運動が必要なのは判っているのだが、なかなか続けることが難しいんですよ。



関連する記事: 霊長類カロリー制限『Science』誌の掲載論文 アンチエイジング・ミニ講座 4



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なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。

雪の日に届いたクロネコメール便

2010-02-06 20:36:12 | ひとりごと

この冬一番の雪が降った今日、

クロメコメール便で届けられたのが以下のもの。






【もっと伸ばしたい、『あの製品』を

  売るチャンスがここにあり!】



って、あなた・・・・・


しかも、


      『新規顧客』名刺を
必ず獲得できる営業活動の切り札!



なんて言われても・・・・・・・名刺・・なんだ



おまけに、


  ★出れば売れる!★  




うわ~ぁ、いったいなんのことなん?!




ついこの前、 『商売は ヘタクソ でけっこうです



と、宣言したばかりやで・・・・・。




いまさら、どないせえっ いうんじゃ!!

と、他の内容物を見てみると、







要するに、5月19日(水)~21日(金)に

東京ビッグサイトの西1・2ホール/会議室6Fにて開催される

第8回 ヘルスフードエキスポ への

出展ご案内でした。


 御社製品=『今年の注目素材』

 抗糖化に注目します!

 抗糖化セミナー開催決定!



踊る抗糖化の文字!

そうでっか!やっぱり今年は、抗糖化 でっか!



とはいっても、水曜・木曜は外来あるし・・・。

外来のないときに、開催してくれへんか?

第一、前もって何の相談もないっちゅうのは、どないやねん?


やっぱり、商売 ヘタクソ てかぁ ^^;




関連する記事:商売は ヘタクソ でけっこうです



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人生100年時代到来説に 賛成? 反対? コメント大募集中!

2010-02-05 15:28:10 | サクセスフル・エイジング

2000年度(平成12年度)に100歳を迎えたのは5493人。

1900年(明治33年)生まれの方々です。

その年の出生者数は142万0534人。


約260人に1人が100歳まで生きた計算になります。



1900年ごろといえば、現在に比べ新生児死亡率も高く、

生まれて以後も、国民病として猛威をふるっていた結核や

戦争の経験も乗り越えての100歳到達なのでした。




2009年度(平成21年度)に100歳となった方々は、21603人。

1909年(明治42年)生まれの方々で、

この年の出生者数は、169万3850人。


約80人に1人が100歳まで生きた計算になります。




わずか9年のあいだに、

100歳まで生きられる確率

なんと3倍強も高くなったわけですね。



このようにして、100歳超人口は4万人を超過しました。




以上は、確かな事実です。



では、この事実を踏まえたうえで、

あなたは、以下の想定に対して

賛成ですか? それとも反対ですか?





想定

『今の時代はといえば、

 医療環境が格段の進歩を遂げ、戦争で命を落とす心配はない。

 100歳まで到達できる確率は、今後さらに増加するだろう。

 まさに人生100年時代が迫っているのだ。』




機能的健康度の話しを聞かせて戴いた秋山先生からは、

『人生90年時代の備えが必要だ』とお聞きしました
が、

さぁ、あなたは、どうお感じになりますか?


ぜひ、コメントをお寄せ下さい




関連する記事:機能的健康度 ふたたび

         男女別 機能的健康度の説明

         健康な長寿は女性?男性?

         100歳以上が4万人超の現実とは・・・


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一度限りの人生で どう選択するか

2010-02-03 14:47:15 | ひとりごと 医療系

生活の場において、

われわれは実にさまざまな「選択」をする。



そして、しばしば悔しい思いをしたりもする。



よく吟味して買ったつもりの野菜や果物が、傷んでいたりとか。


こっちの方が早いと思って選んだ車線が、ぜんぜん進まなかったりとか。


2つ空いていたパチンコ台の座らなかった方が、大当たり爆発とか。



まぁ、この手の悔しさは、何度も経験すれば

次回の賢い選択の肥やしになるか。



しかし、手術とかならばどうか?



元来の専門は消化器外科なので、筆者の経験から話そう。


進行具合がほぼ同程度の進行胃癌のAさんとBさんの場合。

腹腔内の癒着はなく、胃の切除範囲もリンパ節郭清も同じ範囲なのだが、



Aさんを筆者が執刀して2時間弱。


Bさんを同僚が執刀して4時間ちょい。


出血量の多寡は言わずもがな。



ところが、患者家族の反応はどうか?


長くかかったBさんの手術のほうが

「長時間がんばってもろて!」と感謝されていた。



「アホらしぃなぁ」と思ったものだが、それはどうでもいい。


それよりもここでの問題は、いったい何でしょう?


Bさんの経験は、次回に生かせる肥やしにならないという事実。




時間の長さくらいの話で済まない、

命に関わる話になることが手術なんかでは多いわけで。



この先生で手術がうまくいかなかったから、

あっちの先生に、はじめから手術してもらう! というのは、

ドラえもんの道具でもなければ、無理な話。



短期間に結果の出ない事柄ほど、

初めの「選択」の善し悪しによっては、

後々の後悔がそれこそ「後悔先に立たず」となるものだ。



機能的健康度などは、まさしくそういうもの。

さぁ、どうする?



機能的健康度 ふたたび


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なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。

商売は ヘタクソ でけっこうです

2010-02-02 17:17:38 | ひとりごと

抗糖化の最前線におられるY教授と昨日面談。


「糖化」「抗糖化」「AGEs」のさまざまな話題で

時間はあっという間に過ぎてしまった。


広大なキャンパスにある研究所を辞する17時頃には

京都府の南部にもかかわらず、雪が舞っていた。



いくつか質問させていただいた事柄などを、

帰ってからネットで検索したりしているうちに、

なんともやり切れない気持ちが湧き上がってきた。



たとえば、「抗糖化」と検索する。


なんというヒット件数の多さだろうか!

「抗糖化」を謳ったサプリメント広告の増えたこと!


ここ1年以内ですっかり様変わりだ。


そんな広告の1つをクリックしてみると

なんと・・・・・

どこを探しても成分表示など見当たらず、

適当に「科学的」なセリフが並ぶだけ。



やっぱりね・・・・・

抗糖化のたどる道 いつかきた道 では

ごく控えめに触れましたが、やはりそうなんだね。



単なる言葉の独り歩き・・・

まがいものくわせもの のオンパレード・・・


ネットの世界は、なんでもあり! を実感する。




「おまえ、商売 ヘタクソやなぁ!」といわれても結構。


ブームに踊らされることなく

糖尿病合併症予防を

動脈硬化予防を

つまりほんとうの

サクセスフル・エイジングを

真剣に求める少数の方々だけに

それを達成するための有益な情報を

届けようと決意。


まずは3ヶ月以上継続されている方々に

パスワードの送付を順次行ないます。

もうしばらくお待ち下さい。

お急ぎの方は、メールで催促して下さい。



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なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。

機能的健康度 ふたたび

2010-02-02 15:58:11 | サクセスフル・エイジング

昨日の記事に、今朝戴いていた紅梅さんのコメント。


女性の機能的健康度が低い原因を

ズバリ見抜いておられました。



なので、

「転ばぬ先の杖」に載せる予定だったことを

こちらに掲載します。


原因については、秋山先生の意見とともに

コメントのレスにも記載しましたが、

大切なことですので、再度書きます。



まずは、白黒ですが、もう少し詳しい図表です。








読み取れることを、まとめておきましょう。


63~65歳の時点で

 IADLの低下を認めている方々は


 女性では12.1%

 男性では19.0%
存在するが、


 そのような方々は


 女性はアラウンド70歳において


 男性はアラウンド73歳において

 不自由で、悲しい生活状態に陥っているということ。

 (IADLの説明は健康な長寿は女性?男性?にあります)




②残り87.9%の女性は、アラウンド70歳から

 ADL・IADLが低下の一途を辿る
ということ。




男性の場合は、全体の70.1%の方が

 アラウンド73歳からADL・IADLが低下の一途を辿る


 その低下具合は、女性よりも急激


④しかし、男性全体の10.9%の方々は

 ほぼ25年にわたって自立した生活が可能
である。 
 



女性の機能的健康度の低下原因について

秋山教授からお聞きしたのは、

 「女性は、足腰が弱ることが多い」でした。


これは、紅梅さんが、現場で実感されたのとまったく同じ。


そして、その大きな誘因のひとつは 骨粗鬆症
  

女性の方は、以前(2008-12-09)の記事

 継続は力なり・・・もっと骨粗鬆症に注意を 

を、もう一度、お読みになることをお勧めします。



他の方法については、「転ばぬ先の杖」掲載予定です。



前回の記事:男女別 機能的健康度の説明

        健康な長寿は女性?男性?

        100歳以上が4万人超の現実とは・・・


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なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。

男女別 機能的健康度の説明

2010-02-01 11:39:34 | サクセスフル・エイジング



このグラフは東京大学 高齢社会総合研究機構の

秋山弘子教授らが1987~2006年にわたって

追跡調査した結果を簡略に示したものです。



縦軸は機能的健康度をスコア化した得点で、


ADL IADLともに自立・・・・・3点

IADLが要支援・・・・・・・・・・・2点

ADL IADLともに要支援・・・1点

死亡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0点


となっています。




単なる数字上の長寿者の男女比

圧倒的に女性が多いのは周知の事実です。


しかし、この追跡研究結果を見れば

日常生活機能の質という観点からは

長寿女性の喜べない現実が明らかです




男性の場合、90歳手前の約11%で

日常生活機能の自立がほぼ保たれている
のに対して

女性の場合、全例がスコア1以下です。


自立した生活機能の伴った長寿でありたいものです




前回の記事:健康な長寿は女性?男性?

        100歳以上が4万人超の現実とは・・・


創立2周年記念、AGE Readerによる皮膚AGEs測定の実際は こちらから

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なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。