外科医 アンチエイジングに目覚める!?

目指そう サクセスフル・エイジング !

抗糖化 で 減らせAGEs 

炭水化物も要注意    

会員記事要約 : 食材そのものの栄養価が低下している!

2010-02-08 23:10:12 | サクセスフル・エイジング
非常に深刻な事態です。

可食部100gあたりの含有量の比較ですが、

・・表・・

2000年ではなんと、7%しか含まれていない!



もうひとつの問題は、1年中、多くの野菜が販売されていること。

実は、ここにも栄養素の含有量低下があります。


・・・・・・・・

いずれにしても、野菜の摂取量は少ないといわれるのに、

このような事態が進行しているために、

潜在的ビタミン欠乏症となっている人々が

実はたくさんいるのです。


その症状とは、

 ・・・・・・・・・・



オマケに、

精神的ストレス過剰社会においては、

体内での抗酸化ビタミンが大量に消費されてしまいます。




11日に東京まで出かけて

血液検査データの読み方をお勉強して参ります。

それにより、各人に必要な栄養素を的確に指摘できるようになりますので、・・・・・・






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☆食材そのものの栄養価が低下している!

2010-02-08 22:42:45 | 【 転ばぬ先の杖 】

非常に深刻な事態です。

可食部100gあたりの含有量の比較ですが、


           成分       1950年   2000年

セロリ       ビタミンC       30mg      7mg

アスパラガス  ビタミンB2      0.3mg   0.15mg

タマネギ     カルシウム       40mg     21mg

ニンジン     ビタミンA     4050mg    280mg


ニンジンに含まれているビタミンAなどは1950年を100%とすると、

2000年ではなんと、7%しか含まれていない!



もうひとつの問題は、1年中、多くの野菜が販売されていること。

実は、ここにも栄養素の含有量低下があります。

ビタミンCに関しては、

ホウレンソウでは、2月(73mg)と8月(9mg)では8倍の差、

トマトでは、7月(18mg)と1月(9mg)では2倍という差が出ています。


旬の食材をしっかり食べることが、なによりも大切といえます



いずれにしても、野菜の摂取量は少ないといわれるのに、

このような事態が進行しているために、

潜在的ビタミン欠乏症となっている人々が

実はたくさんいるのです。


その症状とは、

疲労 食欲不振 抑うつ気分 イライラ

頭痛 動悸 物事に集中できない
 などなど。


思い当たる症状はなかったですか?


オマケに、

精神的ストレス過剰社会においては、

体内での抗酸化ビタミンが大量に消費されてしまいます。




実は、2月11日に東京・浜松町まで出かけて

血液検査データの読み方をお勉強して参ります。


一般・生化学データだけからでも、

ビタミン類をはじめとした不足栄養素が読み取れます。


それにより、各人に必要な栄養素を的確に指摘できますので、

検診などの血液データをメールでお知らせくだされば、

何が不足しているかをお示しできることになります。


乞うご期待。



抗加齢のセミナー参加報告

2010-02-08 22:08:44 | サクセスフル・エイジング

昨日は大阪で日本抗加齢医学会の講習会。

10時~16時半まで、昼の休憩を挟んで6つの講義。


脳と心のアンチエイジング」と題して最初に話されたのは

京都・百万遍にあるルイ・パストゥール医学研究センター長の藤田先生。


いやぁ、こんなところでお会いするとは!

第1病理学教授として大学で講義を受けたのは30年近く前のこと。

さすがに外見はお歳を召されたが、

講義に入ると名調子は昔のまんま

いやぁ、感激した。


脳研究がご専門なので、脳のアンチエイジング。

動脈硬化性認知症とアルツハイマー病を講じられた。


アルツハイマー病でのAGEsの関与をフロアから質問すると、

「まだ、余り表沙汰になっていない。」と

微妙なお答えを戴いた。





続いて、「栄養・食事療法」と題しての市川先生。

先日面談戴いたY教授と同じ大学で教授をされている。

この講義は非常に深刻な問題を投げかけるものだった。



米国では国をあげての食生活改善によって、

心冠動脈疾患と脳卒中による死亡率がドンドン低下。

癌による死亡も低下してきている。

ひるがえって、わが国の現状は問題山積みという




1950年と2000年との野菜の栄養価比較には

愕然とする思いであった。

素材そのものの栄養価が低下しているのだ。

これでは、いくら野菜を食べても、

必要なビタミン量を摂っていることにならない!


実はこの話題、

先日Y教授もお話になられていた事でした。

詳しくは【転ばぬ先の杖】にて。




ついで、「アンチエイジングドックの診断と治療」と題した講義は、

橋本病院院長・望月先生。


健康長寿からの脱落がいかにして発生するか?

老化度を評価するために用いるのは以下の5つ。

血管年齢・筋年齢・骨年齢・ホルモン年齢・神経年齢


老化の危険因子としては以下の5つ。

酸化ストレス・身体ストレス・生活習慣・代謝・免疫能



筆者が調べてきたのはAGEs年齢であり、糖化ストレスであるが、

測定機器(AGE Reader)が普及すれば、今後、

老化度評価の一項目に加わるかもしれない。


治療の柱は、運動と食事であるのは言うまでもないが、

詳しくは【転ばぬ先の杖】にて。




午後からの講義の最初は、京都府立医大眼科・木下教授が

眼のアンチエイジング」について講義。

正常眼圧緑内障・糖尿病性網膜症・白内障・ドライアイと、

さらには、加齢黄班変性(AMD)について。

眼に良い食べ物の紹介もなされた。




つぎは、近畿大学医学部奈良病院皮膚科・山田教授が、

見た目のアンチエイジング up to date」と題し講義。


「どうすれば若々しくしていられるか?」の例としては、

ここでも以前紹介したアカゲザルの写真が登場した。

皮膚のアンチエイジングに関する知識を、いくつかいただいた。




最後の講義は「運動とアンチエイジング」。

京府医・予防健康医学の高波准教授が講じられた。


加齢による骨格筋の減少を防ぐことが重要で、

厚労省の「健康づくりのための運動指針2006」を紹介された。



運動が必要なのは判っているのだが、なかなか続けることが難しいんですよ。



関連する記事: 霊長類カロリー制限『Science』誌の掲載論文 アンチエイジング・ミニ講座 4



創立2周年記念、AGE Readerによる皮膚AGEs測定の実際は こちらから

当ブログの重要点『抗糖化』等に関してはこちらにまとめてあります。
なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。