このグラフは東京大学 高齢社会総合研究機構の
秋山弘子教授らが1987~2006年にわたって
追跡調査した結果を簡略に示したものです。
縦軸は機能的健康度をスコア化した得点で、
ADL IADLともに自立・・・・・3点
IADLが要支援・・・・・・・・・・・2点
ADL IADLともに要支援・・・1点
死亡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0点
となっています。
単なる数字上の長寿者の男女比は
圧倒的に女性が多いのは周知の事実です。
しかし、この追跡研究結果を見れば
日常生活機能の質という観点からは
長寿女性の喜べない現実が明らかです。
男性の場合、90歳手前の約11%で
日常生活機能の自立がほぼ保たれているのに対して
女性の場合、全例がスコア1以下です。
自立した生活機能の伴った長寿でありたいものです。
前回の記事:健康な長寿は女性?男性?
100歳以上が4万人超の現実とは・・・
創立2周年記念、AGE Readerによる皮膚AGEs測定の実際は こちらから
当ブログの重要点『抗糖化』等に関してはこちらにまとめてあります。
なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。