昨晩の番組、録画したのを見直しています。
当直明けで、正午までは外来をして
お昼を食べ始めたのが14時頃でして
まだブドウの赤い搾り汁などを
ダラダラと飲みながら書いてます。
そんな状況で録画を見直していますと
国立長寿医療センターの医師が
「やっぱり、訴訟だとかがありますので
なにもやらずにいろいろと言われるよりも
なにかをやってた方が言われない可能性が高い。
まぁ、いろいろと横槍を入れてくる人がいれば
一番強い意見というか、
一番、今の医療の現状で
いちばん常識といわれていることを
選んでおくのがいちばん、まぁ、まともと言うか
訴えられずに済むと言いいますか、
無難な選択になってしまうということはありますね。」
とコメントしている場面に。
このコメントを書き留めるのに
何度も巻き戻ししたことは言うまでもありません。
で、
自分が訴えられないために
胃ろうをこしらえて、それから何年もの間
見るも無残な状態の人を作り出しても
法律的に問題なければ
良心になんの呵責も覚えないのか!!!
って、話なんじゃないの???
そして、それに続いて、
『患者のためを思えば
胃ろうをしない方がよい場合がある
そう考える医師が少なくないことがわかりました。
それでもなぜ、胃ろうをするのか?』
と、ナレーションが入った後に、
東京大学医学研究科公共健康医学の
会田先生のコメントが続きます。
全国の医師に調査を行なった結果だそうです。
それによれば、
1.病院では、何もしないで看取るのが非常に難しい。
次が非常に大きなファクターだが、
2.人工的に栄養を投与する方法があるのに
それをしないということは
刑法に触れる心配がある。
そういう懸念を懐く医師が多い。
というのでした。
ご丁寧にも、
自分が認知症の末期なら胃ろうをするか?
というアンケート(医師277人が回答)結果は
胃ろうをしてほしい 24.9%
点滴だけ 31.4%
何もしてくれるな 36.8%
だったとのことです。
少なくとも、医者の75%は自分なら
終末期の胃ろうはゴメンこうむりたいというのです。
自分がされたら嫌なことを、やるんだねぇ昨今は。
『行く度に周りの人達を見るとブルーな気持で帰ってきます
ただただ寝たきりで 感情もなく横たわっている人を見ると
果たしてこんな状態で生きててもなあと いつも思います 』
と、コメントを下さった せっつんさん。
まったく、そのとおりですよね!
「生きている」という事の 内容 が大切ですよね。